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浦和の魅力を高校生がSNSで発信!

  • 2021年11月11日

新型コロナウイルスの影響で埼玉県でも地域の祭りや催しが中止となるなか、さいたま市浦和区の高校生が、自分たちの視点で選んだ地元の魅力をSNSのインスタグラムで発信する「#つながる浦和」に取り組みました。
(さいたま放送局 永野 麻衣)

#つながる浦和

この取り組みは、毎年11月に開催される「浦和区民まつり」が中止になったことから、地元の住民どうしがつながる場をつくろうと、まつりの実行委員会が企画しました。区内の高校に通う生徒7人が、浦和のお気に入りの写真や動画を投稿しています。

高校2年生の松村紅李さんと中島佑菜さんは、浦和駅の旧中山道沿いで30年ほど前から営業している「喫茶・ギャラリー楽風(らふ)」を訪れました。明治24年に建てられた日本茶の保管庫を改装した店は、1階が広い敷地の中でゆったりとした気分に浸れる喫茶店になっているほか、2階は工芸品や絵画、写真などを展示・販売するギャラリーとして開放されています。

インスタグラムには、全国各地の作家と喫茶店を訪れる人が作品を通して交流できる場所として紹介され、店の人が感じる浦和の魅力も掲載されています。代表の青山守一さんは「あらゆるものに興味をもってもらい、高校生ならではの視点で自分の中にあるものを引き出してもらえました」と話しました。

メンバーの高校生が浦和のまちを歩き回って投稿した「ご当地スポット」の数は約90件に上りました。松村さんは「人気のメニューだけではなく、店の人が浦和に住んでいて感じる魅力なども伝えられるように心がけて取材しました」と話しました。

#つながる浦和メニュー

高校生は、まつりの実行委員会が行った企画に合わせて、地元の店の魅力を発信する役割も担いました。高校1年生の大内恕栄さんが学校帰りに訪れたのは、大正元年創業の老舗の和菓子店「菓匠 花見」です。大内さんは、親から子どもへと長年、地元から愛されてきた店の人の思いについて、丁寧に取材しました。

「菓匠 花見」伊勢丹浦和店の田所史妃店長は「店でもインスタグラムで発信していますが、これまでの客層とは違った若い世代の方に少しでもお店に興味をもってもらえたらと思います」と話しました。また、大内さんは「自分自身も浦和の魅力をそこまで知ることができていなかったので、このプロジェクトを通して、浦和はすごく素敵なところだよということを伝えたいです」と話しました。

浦和区民まつり実行委員会の志賀芙美子さんは「高校生が投稿してくれた写真や動画のなかには、長く住んでいる私たちも知らなかった場所がありました。若い世代に参加してもらうことで、区民まつりが世代を超えてつながる場となるきっかけにしたいです」と話しました。

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