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漁業に欠かせない、「浮き玉」。ロープや網をくくりつけて、浮かべておくための道具です。そのひとつひとつに、文字が書かれています。「三陸のおいしいワカメ 待ってます!」「津波に負けない力を信じています」。
これらの「メッセージ付き浮き玉」。実は、海のない栃木県から届けられたものでした。そこに込められた想いとは・・・・。
栃木県市貝町で林業を営む、佐藤隆司さん。震災の後、ボランティア活動で被災地に入りました。そこで目にしたのは、家や船を失い、漁具も買えず、苦境に立たされた漁業者たちの姿でした。
「何か、自分にできることはないか」。そこで始めたのが、「浮き玉支援」でした。被災地の漁具店に出向いて浮き玉を買い付け、栃木県に戻ってメッセージを書き入れ、それらを被災地に届けるという活動を続けています。インターネットで賛同者を募り、地域のイベントでも浮き玉を並べて、購入とメッセージの書き込みを呼びかけています。
いまは、宮城県南三陸町でワカメ養殖をしている人たちに浮き玉を贈り続けていますが、いずれは支援の輪が広がり、各地の漁業者を支援できればと願う佐藤さん。浮き玉を通した漁業者との交流と、「漁業の町の復興」への想いをリポートします。
