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リポート・企画

手ぶらで野菜が作れます 5月7日

アナウンサー

原口 雅臣

都会で暮らす人たちが “気軽に農業体験できる場所” として、自治体などが運営する『市民農園』が増えています。こうした中、道具などを準備せず “手ぶら” で行って野菜などを作れる 新しい形の農園が注目されています。原口アナウンサーがお伝えします。

 

いまが食べごろ、いちごちゃんです。旬は、4月~5月。まさにいま!冬じゃないんですよ!!

いまは、いつでも野菜や果物が手に入るようになって、旬を感じることが難しくなってきました。だからこそ、旬の味を味わってみたいという方が、多いと思うんですよ。そんな思いが実現できる農園がこちらです。

 

広さ、およそ659平方メートルあります。住宅地の中にある、小さな農園で、およそ70の区画に区切られています。この農園は、自治体などが運営する市民農園、区民農園とはちょっと違って、『手ぶらでもOK』という農園なんです。

 

ハウスの横に置かれているのは、『油かす』や『鶏糞』などの土に混ぜる肥料です。このように、肥料は準備されているんです。

 

さらに、ハウスにもいろんな物が並べられているんですよ。

いんげん豆や、ビールにピッタリの枝豆の種があります。それから、夏野菜でおなじみの、ミニトマト、ピーマンの苗もあります。これからの時期に植えるのにピッタリの種や苗が、全て準備されています。

 

反対側には、シャベルやクワもあり、利用者の皆さんは 全て無料で使うことができるんです。ですから、手ぶらで来ても、農作業ができるということなんです。

一般の市民農園の場合は、こういった種や肥料などは、基本的に利用者が用意しなければなりませんし、どうやって種を植えて、どうやって育てるのかも、自分で考えなければいけません。ですから、経験のない人にとっては、結構ハードルが高いんですよね。

しかしこの農園では、野菜づくりのプロの方が週に4日程度来てくれて、手取り足取り教えてくれますので、そのへんも大丈夫なんです。

 

「おはようございます!」

菜園アドバイザーの、小林利光さんです。

Q.こちらは、どういった方のご利用が多いんですか?

「リタイアされたシニアの方から、小さいお子様のいるご家族連れの方、もちろん独身の男女の方も、幅広い年齢の方々が楽しんでいらっしゃいますね」

 

農園の利用者の、安達祝伍さんにもお話をうかがいます。

Q.ご自身で野菜を作ってみて、いかがですか?

「もうこれは楽しみですよ。野菜は正直ですからね。手入れをすれば したとおりに育ちますしね。おもしろいです」

このような、手ぶらでも、経験がなくてもできるという農園は、1都3県を中心に およそ80か所あり、およそ2万人の会員がいるんだそうです。

 

今から12年前のこの場所の写真を見ると・・・

実はこの場所は、植木を生産している兼業農家の畑だったんです。4年前に息子さんが農地を相続したんですけれども、小さな畑で農業を続けても、採算が取れないということで、このように農園として整備をして、運営は民間の会社に任せたんです。

 

こちらの農園の運営を任されている会社の、多田正大さんにも来ていただいています。

Q.いま、このように自分の農地を預けたいとか、任せたいという農家さんが増えているようですね?

「特に都市部には、自分で管理するのは難しいけれども、受け継いだ農地を農地のまま維持したいという人がたくさんいます。そうした農地を我々が預かって、シェア畑として、野菜づくりに興味がある人に使っていただくことで、有効的に活用できるのではないかな?と考えています」

Q.やはり都市部の皆さんは、土に触れたいというニーズが結構あるんですか?

「はい。そうしたニーズもすごくあると思います」

いまは、都市を中心に農地がどんどん減っていますけれども、こうした、手ぶらでも、経験が無くても通える農園というのは、都市部の農地を残し、活用する方法として、注目を集めそうです。

調布からお伝えしました。

問い合わせ先

◇農地を農園に変えて活用したいなど
 「株式会社アグリメディア」※ホームページ有り
 電話:0120-831-296(午前8時~午後6時30分 土日祝日も対応)
 E-mail:mail@sharebatake.com
 ※手ぶらで通える農園は、『シェア畑』のブランド名で
  東京・神奈川・千葉・埼玉を中心に約80か所あります。
  区画の広さや利用料金は、農園によって異なります。