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コインパーキングなど無人の駐車場や駐輪場で犯罪が多発しています。都会の死角で起こる犯罪をどう防ぐのか、取り組みを取材しました。

東京・上野です。現在時刻は、午前6時。幹線道路に面したこちらの24時間式のコインパーキング。今月6日、こちらの駐車場で男性が頭をビールびんで複数、殴られ、殺害されました。殺されたのは、近くの飲食店で働く52歳の男性でした。2日後に、逮捕された容疑者はその後の調べで金品目的の犯行だと供述しています。

現場となったコインパーキングは幹線道路に面し、上野のアメ横からも近く人通りが絶えない場所にあります。人通りもあり、見通しもいい駐車場で起きた凶悪な事件。実は、駐車場では強盗や、誘拐など様々な犯罪が起きています。全国で起きた刑法犯罪は年間およそ150万件。そのうち4分の1以上は駐車場で起きています。

一方、不況の中、土地の有効活用のため駐車場の数は年々、増え続けています。しかし多くの業者は防犯にコストをかけていないのが実態だと、野村総研の秋月将太郎上級コンサルタントは指摘します。「短期間に簡単に設置ができてそれから撤去もしやすいというのが平場の駐車場の特徴ですのでこれをトータルの駐車場専用の事業としてやるという話なら別ですが、少なくても平場の時間貸しの駐車場となるとある程度最小限の設備で運営せざるを得ないという状況になっていると思います。」

こうした事態をうけ自治体が動き出しています。刑法犯罪件数で去年都内ワースト1となった東京足立区です。区が去年始めた助成制度で防犯カメラを設置した佐久間薫子さんです。40年近く個人経営の駐車場を営んできました。

長年、駐車場で物音がする度に不安な思いをしてきたという佐久間さん。防犯カメラは40万円近くかかり買うのを控えてきましたが、区から10万円ほど補助がでると知り、購入に踏み切りました。カメラは、駐車場を出入りしたり物色する不審者を鮮明にとらえます。「これがあると、どういう人が出入りしたのか分かります。自分の家に貸した人の顔は分かりますからそれ以外の人が入ってくればわかるからね。」

「ちょっとの間でも必ず鍵をかけましょう」 助成金だけでなく足立区では独自のパトロールも始めています。毎日、午後3時から5時まで職員自ら犯罪被害のあった駐車場などを見回っています。しかし、限られた財源や人手では見回る場所や時間にも限界があり犯罪を防ぎきれないのが現状です。足立区危機管理課の板垣吉剛危機管理担当係長は「管理している方の管理権限というか、そういう中でやっていただくのが当然なので、そのへんは呼びかけをしていく。」と話しています。