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さつまいもは2月が甘い!簡単おやつレシピを鈴木絢子さんが指南

  • 2023年2月17日

秋のイメージが強いさつまいもですが…
実は、さつまいもが、1年の中で最も甘くなるといわれているのが2月です。
秋にとれたさつまいもは、貯蔵されている間に糖度が増して、おいしくなります。
そこで!さつまいもの自然の甘みを最大限に生かした簡単おやつを、“さつまいも料理研究家”の鈴木絢子さんに教えてもらいました。 

毎日さつまいも!自ら栽培も!鈴木絢子さんに聞く

教えてくれるのは、16歳のときから毎日さつまいもを食べ続けているという鈴木絢子さん 。
自身でさつまいも栽培もする“さつまいも料理研究家”です。
甘みが増すいまだからこそ、さつまいもの自然な甘みを生かしたスイーツがオススメだといいます。

たったの10分!フライパンで “ひと口焼きいも”

焼きいもづくりは、オーブンや魚焼きグリルなどを使うと1時間近くかかりますが、小さく切ることで調理時間を大幅に短縮。それもフライパンでできるんです。
調理のポイントは、焼いて香ばしさをプラス!蒸して甘みを引き出す!この2点です。

<材料>
さつまいも・・・中1本分(約250g)
水・・・100ml

<作り方>
(1)さつまいもはよく洗い、皮つきのまま2~3センチ角に切る
(2)熱したフライパンにさつまいもを加え、弱火~中火で皮以外の面に焼き色をつける(各面 約3分)
(3)水を加えてふたをし、3~5分蒸し焼きにする
(4)ふたを取って水分を蒸発させたら完成

鈴木さん

毎日さつまいもを調理する中で、時短で作るために考えた方法です。
このひと口焼きいも、私はジッパーつきポリエチレン袋に入れて持ち歩いて、おやつ代わりにパクパク食べているんですよ。

上村
リポーター

まわりは香ばしく、中はほくほくとしていて本当においしい!
味や風味は焼きいもそのものですね。

 

ほくほく系、ねっとり系、さつまいもの品種によって、味わいは変わります。
また、焼く時にさつまいもがフライパンについてしまう場合は、お好みの油を加えてくださいね。

ひと口焼きいもを “サツマッシュ”に!? アレンジは無限

 

ひと口焼きいもを、ジッパー付きのポリ袋に入れてつぶすとさつまいものペーストができます。
私は、“サツマッシュ”と名付けて重宝しています。
ペースト状になっているので、スイーツにも料理にも使えて便利です。

この“サツマッシュ”を使った簡単おやつの作り方を教えてもらいました。

○そのままスイートポテト

(1)“サツマッシュ”を適量とり、ラップで包んで形を整える
(2)黒ゴマ、パイナップル、クリームチーズなどお好みのトッピングを乗せる

 

ハチミツや砂糖などを使って、甘みを調整してもよいと思います。
さつまいもとパイナップルの組み合わせは、意外性があっていいかも!?酸味がさつまいもの甘みとよく合うので、ぜひお試しください。

○焼きいもしるこ

(1)“サツマッシュ”に豆乳を加える
(2)鍋に移して温める
(3)あずき、餅や白玉を加えれば完成

「干しいも」 手作りだからこその味わい方

最後に、干しいもの作り方と味わい方を教えてもらいました。

 

切る大きさや干す日数を好きに調整できるので、手作りがオススメです。
水分が飛ぶことで、さつまいもの味がぎゅっと濃縮されて、おいしいおやつになりますよ。

<作り方>
(1)さつまいもを弱火で30分~1時間ほどかけて蒸す。竹串を刺し、中まで火が通っていればOK
 ※蒸気でやけどをしないように気をつけてください
(2)皮をつけたまま、5ミリ~1センチほどの薄切りにする
(3)ザルや野菜干しネットにいれて、1~4日ほど干す
 ※干す日数はお好みでOKなので、好きなタイミングで完成になります

 

1日から2日干すと、しっとりした食感。口の中で溶ける感じがします。
3日から4日干すと、モチモチとした食感が強くなり味も濃くなりますね。
どちらも違ったおいしさ!ついつい食べ過ぎちゃいます。

 

ねっとり系のさつまいもで作ると、蜜のような甘さと、グミのようなモチモチした食感が楽しめます。
ほくほく系のさつまいもで作ると、ふんわりとした甘さが広がり、少し硬めの食べ応えのある食感になりますよ。
使うさつまいもの種類、切り方、干す日数を変えながら、好みの干しいもを楽しんで下さいね。

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