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リボベジ=再生野菜の育て方は?注意点は?大橋明子さんが指南

  • 2022年10月7日

ふだんは捨ててしまう野菜の根などを使って育てる、再生野菜=リボーンベジタブル。略して“リボベジ”。たまねぎ、チンゲン菜、みつばの再生栽培について専門家に聞きました。
育つ姿を楽しんでよし、味わってよし。元気に育てて長く楽しむコツをご紹介します。

再生野菜のスペシャリスト 大橋明子さんに聞く!

教えてくれたのは、キッチンでたくさんのリボベジを育てている再生栽培のスペシャリスト、大橋明子さん。
リボベジは、水と容器さえあれば、残り野菜で手軽に始められるといいます。
気温が下がって、水が空気を含みやすくなる秋以降がおすすめだそうです。

育て方の基本!みつばでやってみよう

(1)新芽を探そう!

新芽をよけながら、根から4センチほどのところでカットします。
みつばを購入したときについているスポンジは捨てないでください。

大橋明子さん

小さな新芽が出かかっているのであれば、これを残すようにして切ると早く収穫ができます。いかして切ってあげましょう。

(2)水の量は、ほんの少しだけ

水は、スポンジが半分つかる程度に。水を入れ過ぎると、根腐れを起こしやすくなります。

 

水を毎日交換すると、雑菌が繁殖しづらくなります。このとき、傷んでしまった根や茎を取り除くとさらにいいですね。1日1回の手入れで、健康な状態を保ちましょうね。

 

室内の気温にもよりますが、1、2週間ほどでたくさんの新芽が出てきますよ。
みつばは料理のいろどりに!混ぜご飯の上に飾ったり、お吸い物に入れたりして楽しんでみてください。

実践編!チンゲン菜を元気に育てるアイテムとは?

早く育って初心者でも育てやすいのが、チンゲン菜です。

葉の下の部分、3センチほどを残して切ります。中心にある新芽を残すと、早く成長します。

上村
リポーター

チンゲン菜は、みつばと違って根がついていませんが、上手に育てるにはどうしたらいいですか?

 

キッチンの三角コーナーに使う水切りネットを使うといいでしょう。
クッションになって、葉の下の部分から根が伸びていきます。

4重にした水切りネットを、ふんわりと器に敷いて、チンゲン菜をのせます。
水は、チンゲン菜の下の部分がつかる程度に。

 

葉が、幾重にもなって出てきましたね!

 

緑のお花みたいでかわいいでしょ?
室内の気温にもよりますが、長ければ、2か月ほど楽しむことができます。

 

チンゲン菜のリボベジは小さいので、切らずにそのままの形を生かして、あんかけうどんにのせてみました。

たまねぎもリボベジに!?コツはペットボトル使いにあり

 

たまねぎのリボベジ!?どこを食べるのかと思ったら、上からネギのように伸びてくるんですね。

 

この“葉ねぎ”、薬味として使える便利なリボベジなんです。

残しておかなくてはいけないのが、「根」と「芯の中心」。
この部分を残して、四角にカットします。

500MLのペットボトルを2つに切り、口の部分を逆さに重ねて容器を作ります。

たまねぎを置き、ペットボトルの口の部分から根が出るようにします。
水は、たまねぎの根がふれる程度に。

 

水は少なく見えますが、新しい根が水を求めて伸びていこうとするのでOK。
たまねぎに水がついてしまうと腐ってしまうので、気をつけてくださいね。

 

葉ねぎは、卵焼きなどに入れてアクセントに。食感と風味が楽しめます。

 

リボベジは、成長していく様子を見るのもワクワクするし、もちろん食べられる!
これは試してみたいです。

 

小さな収穫ではありますが、そこに楽しさがあります。
毎日の料理に便利に使えますので、気楽な気持ちで試していただきたいと思います。

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