暑くなると、飲みたくなる冷た~いお茶。家庭にある緑茶でも、いれ方を変えることで甘味を引き出したり、すっきりした苦みを味わったりと、おいしい冷茶を楽しむことができます。
今回は、狭山茶の産地でお好みの冷茶を手軽にいれる方法を教わってきました!
今回、教えてくれるのは、狭山茶の生産農家4代目・的場龍太郎さんです。
5月から新茶の季節。でも新茶でなくても、ひと手間加えるだけで、香りが引き立ちおいしくいただけると言います。
今回使うのは、家庭にある一般的な煎茶。おいしく飲むためには、ばい煎するのがオススメだそう。
フライパンにアルミホイルを敷き、1分ほど中火で煎ります。
冷茶をいれたとき、香りが引き立ちますよ!
まずは、お茶の甘みを楽しみたいときのいれ方!
<水出し冷茶>
・水・・・1リットル
・茶葉・・・8g~10g
<作り方>
(1)ボトルに水を入れ、茶葉を入れる
(2)常温で3~4時間、冷蔵庫に入れる場合は、ひと晩おいて完成
茶葉は、水の中で動くと、苦味成分が出やすくなります。
甘みを引き出すには、まずボトルに水を注ぎ、その中にゆっくり茶葉を入れるのがポイント!
茶葉を入れたあとも、静かに置いておくようにしてください。
おいしい!甘みがすごく出ている!
飲み終わった後もお茶の香りが鼻からスーッと抜けて、とてもおいしいです。
※冷茶は、その日のうちに飲み切るようにしてください。
さわやかな苦味を味わいたいという方にはロック茶がオススメ!
まず熱湯でお茶をいれ、氷で冷やして冷茶にします。
<ロック茶>
・熱湯・・・400ml
・茶葉・・・14g~20g
・氷・・・適量
※温かいお茶をいれるときの1.5倍の茶葉を入れる
<作り方>
(1)急須に茶葉と熱湯を注ぎ1分おく
(2)氷が入ったグラスに(1)を注いで完成
口の中が、キュッと引き締まるような、すっきりした苦み。すごくさっぱりします。
ロック茶は茶葉をたくさん使うので、2~3杯はおいしくいただけます。
いれるごとに味も変化してくるので、ぜひ楽しんでみてください!
冷茶ができたら、ぜひ味わってほしいのが“冷茶漬け”!
白身魚や豚しゃぶ、漬物など、さっぱりした食材がよく合います。
今回は、しらすときゅうりの漬物で作ってみました。
<冷茶漬け(1人分)>
・冷茶・・・200ml
・ご飯・・・軽く1杯
・釜揚げしらす・・・30g
・きゅうりの漬物・・・10g
・白ごま・・・小さじ1
・塩・・・適量
<作り方>
(1)ごはんを水洗いし、水気を切る
(2)器に、ご飯・しらす・きゅうりの漬物をのせる
(3)白ごま・塩をふって、冷茶を注ぐ
お茶の香りがすごくする!
とってもさわやな風味で、食欲のない時でもサラサラいけちゃいそう!
冷茶にはいろいろな楽しみ方があります。
暑い夏も、日本茶をぜひ味わってみてください。