年が明けて早くも2週間、お家で過ごす時間がまた増えてきたという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、お花で部屋に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。自由な発想でお花を飾る「花いけ」で、全国大会に出場する腕前の高校生にレクチャーしてもらいました!
訪ねたのは都内にある男子高校。教室に入ると…
こんにちは~
学生一同「ごきげんよう!」
迎えてくれたのは正則学園高校花いけ男子部のみなさん!
生け花のように流派はなく、自由な発想をもとに即興で美しく花を飾るのが「花いけ」なんだそうです。
実はこの技術を競う大会が毎年開かれていて、正則学園は上位を占める強豪校。来週行われる全国大会への切符を手にしたのが松下さんと、大石さんです。
今回はそんな二人に、簡単にできる花いけのコツを教えていただきます。
基礎さえしっかりおさえておけば、どんな方でも簡単にお花を生けることができますよ!
まずは店でのお花の選び方から教わります。
おうちのリビングに飾るイメージで2000円ほどを目安に買うことに。
お花がたくさんで悩んじゃう!
1つ目がメインとなる大きなお花、2つ目がそれより小さいサブのお花、最後は線の細いお花を選ぶときれいに飾ることができます。
ということで、大きなオレンジ色のガーベラをメインに、白い小さなお花をサブにしました。
そして最後は線の細いお花ですが…
う~ん、3種類となると色の組み合わせが難しい!
花の色が決めにくいときは、グラデーションや同系色を意識して選ぶとまとまりやすくなります。
ということで、3つめのお花は黄色いフリージアに。
この3種類を生けていきます!
学校に戻り、さっそくお花を切ろうとすると…
上村さん!タイム!!
お花を生けるときは高さをそろえず、少しずつ変えて切るといいですよ。
お花の背丈は全部そろえるのではなく、種類ごとに背丈を変えるといいのだそうです。
今回は3種類のお花を使うので、線の細い花は高く、メインは真ん中、サブの花は低く切ります。
また、同じ種類の花も少しずつ背丈を変えるとより立体感が生まれます。
背丈が決まったところで、いよいよ生けていこうとすると…
上村さん!タイム!!
お花は左右非対称に入れるのがオススメです。
その方が自然で、素敵に生けることができます。
大石さんのアドバイスで完成したのはこちら!
全部同じ高さに切るより、花の間に空間が生まれて動きが出ていることが分かります。
高さをそろえて(左) 高さを変えて(右)
お花をきれいに飾ることができると、なんだか自信がつきますね!
まずは自分の好きな花とか、好きな形を大事にしてください。
そのうえで、ポイントをふまえて生けていただくと、花いけをより楽しめるようになります!