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コロナ禍の手荒れに潜むウイルスに注意 保湿ケアで皮脂膜を守れ

  • 2021年1月25日

コロナ禍のいま、手洗いやアルコール消毒をする機会が増える中、手荒れが気になるという方も多いと思います。じつはこの手荒れ、放っておくとウイルスや細菌が付着しやすい状況になりかねません。そうならないためには保湿ケアで皮脂膜を保護すること。専門家にポイントを聞きました。

手に気をつけて

いま、多くの人の「手」が “気をつけなければならない状態” であると警鐘を鳴らすのは、感染症に詳しい四宮博人さんです。

愛媛県立衛生環境研究所の所長 四宮博人さん
「手荒れを起こすと、角質層に隙間などができて、ウイルスや細菌が隙間に付着しやすい状態になります」

皮脂膜が失われると…

皮膚の表面の角質層は、皮脂膜によって守られています。
しかし手洗いやアルコール消毒の回数が増えると、皮脂膜が次々に失われ、回復も追いつかなくなります。すると皮膚の水分が蒸発し、角質層が乾燥して隙間ができてしまいます。
この隙間に汚れやウイルスがたまりやすくなってしまうのです。

カサカサになったリポーターの手で実験してみました。

汚れやウイルスに見立てたローションを、手にまんべんなく塗ります。そして、いつもより念入りに、石けんで洗います。
その手をブラックライトに当ててみると…。
白い部分が手を洗ったにも関わらず残ってしまった汚れ。カサカサしていた親指の付け根や、一番気になっていた親指のささくれにも汚れがたまっていました。

この状況を放っておくと、さらなるリスクもあるんです。

四宮所長
「手荒れが進むと、手洗いやアルコール消毒のときにしみて痛くなります。それを回避しようという気持ちが先に立って、手洗いや消毒を避けるようになり、手指の衛生状態がどんどん低下していく」

大事なのは保湿ケア

だからこそ、しっかりとした保湿ケアが大切です。
皮膚の研究をして10年以上、中西美樹さんにハンドクリームの塗り方のポイントを教えていただきました。

コーセー皮膚・薬剤研究室 中西美樹さん
「指先の爪周り、ここの肌のバリア機能は手の中でも特に弱いことがわかりました。そこを意識してあげることで、美しく健やかな手が保てると思います」

ハンドクリームの塗り方実践

POINT1
まずは、ハンドクリームを第一関節分くらい、たっぷり取って、手の平で温めます。こうすることでクリームが肌になじみやすくなります。
全体に行きわたったら、指先まで丁寧に塗り込んでいきます。

中西さん
「指、関節、そして爪周り、しっかりとマッサージしながらハンドクリームを塗り込むことが大切です」

POINT2
それでも手荒れが気になる!という人におすすめなのが、クリームを塗る前に化粧水を使うこと。

中西さん
「まずは潤いを与えてあげてから、ハンドクリームでラップをするようなイメージ。潤いがより長く保たれると思います」

POINT3
さらに、通気性のいい手袋をして寝るのも効果的。

睡眠時間に保湿することで起きた時に手はしっとり!気持ちのいい朝が迎えられます。

保湿の頻度は

女性よりも男性の方がケアをしていなくて、手荒れがひどくなっている人が多いんですね。きょうから保湿をしましょう。

保湿の頻度は、できれば手洗い・消毒をしたあと、こまめにハンドクリームでコーティングしていただきたいのですが、そうもいかないという方は、気がついたときでいいです。なるべく多めにクリームを塗ってください。
それから、手を使わない夜の時間、睡眠時間を有効に使って、しっかり保湿してあげてください。

ハンドクリームも、いろいろな種類が出ていますので、自分の症状に合った物を薬剤師さんに尋ねるのもいいと思います。

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