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  • 2024年4月9日

群馬 小学生の交通事故 新学期早々の4月多い 通学路で危険な所は “1年生は事故のリスク高い”

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関東地方の小学校では新学期を迎えていますが、この時期、注意しなければならないのが交通事故です。去年(2023年)、群馬県内で小学生が被害者となった交通事故は125件で、月別で見ていくと、最も多かったのが新年度が始まる4月でした。

また、去年は登下校中の件数が40%を超えて最も多かったことがわかり、群馬県警が注意を呼びかけるとともに、通学路の点検や、街頭での指導などの対策を強化することにしています。

小学生の交通事故 4月は件数やけが人多い

群馬県警によりますと、群馬県内で去年(2023年)、小学生が当事者となった交通事故は125件で、おととし(2022年)より15件減りました。

月別にみますと、最も多かったのが新年度が始まる4月の16件で、次いで、10月が15件、5月が14件でした。

また、けがをした人も4月が最も多い31人、次は5月の30人で、事故の件数、けが人ともに新年度の直後が多いことがわかります。

また、被害者になった119件を「通行目的別」にみますと、最も多かったのが「下校」の35件で、「登校」の14件とあわせると全体の41.2%を占めました。

さらに、小学生が歩いている時に被害にあった68件の内訳をみますと、道路への「飛び出し」が25件、停車中の車や走っている車の前後を横断する「車両の直前・直後の横断」が11件でした。

群馬県警はドライバーや保護者に対して注意を呼びかけるとともに「行政や学校と連携して通学路の点検を行い、登下校中の児童に対して街頭指導を行うなど対策を強化することで事故の件数を減らしていきたい」と話しています。

どんな危険が・・・

通学路には、どんな危険があり、ドライバーや子どもたちは、どう気をつければいいのか。

前橋警察署交通課の阿部剛久課長と、前橋市内の小学校の通学路を歩きながら注意点を教えてもらいました。
 

《危険な場所…「塀」がある横断歩道》
危険な場所としてまずあげたのが、交差点に「塀」がある横断歩道です。
ドライバーの視線が遮られ、横断してきた子どもの存在に気づかないためです。
子どもは、しっかり手を挙げて自分の存在をアピールすることが大切だと、阿部課長は強調しています。

《危険な場所…交差点で右折する車》
次に、交差点で右折する車です。
対向車に気を取られて右側の横断歩道を歩く歩行者に気づかないことが多いためです。
ドライバーは「歩いている人がいるかもしれない」という慎重さが大切です。

《狭い所 歩くときは…》
通学路では、狭い所を歩かなければいけない時もあります。
車と歩行者の距離が近いのでドライバーは速度を落としてゆっくり走る。
一方で、子どもは横に広がらずに歩くことが大切です。

取材した元総社小学校の通学路の一部では、通学時間の朝の1時間だけ一方通行になるものの、それ以外の時間帯は双方向で通行できることから、対向車をよけるために路側帯に入っている車もありました。

阿部課長は、ドライバーに対して「横断歩道の近くでは徐行し、落ち着いて歩行者がいないか何度もチェックしてほしい」と呼びかける一方で、歩行者の子ども、そして、保護者に対しては「歩く時は1列で、横断する時は必ず左右を見て車が来ていないか確認してほしい」と話していました。

群馬県警 “1年生 事故のリスク高い”

通学路の安全を守るために、群馬県警は毎年、小学校に入学したばかりの新1年生への指導を続けています。4月8日に入学式が行われたみどり市の笠懸東小学校には、桐生警察署の警察官が訪れ、1年生およそ50人に対して、車道に出ずに歩道を歩くことや、左右をしっかり確かめて道路を横断することの大切さを伝えていました。

1年生の男子児童は「横断歩道は右と左と見て手を上げて渡ります」と話していました。

桐生警察署交通課 六本木貞男 課長
「管内では去年も小学生が車にはねられる重傷事故があった。1年生は特に事故のリスクが高いので、交通ルールを守り、保護者とも交通安全について話し合う機会を作ってほしい」

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