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  • 2024年4月16日

オリーブオイル 5月から値上げ すでに品薄も ヨーロッパでの不作影響“過去に例を見ないほど値上げ幅大きい”

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パスタやサラダのドレッシングなどに使われる「オリーブオイル」。

実は、ヨーロッパでオリーブの不作が続いていて、日本ではオリーブオイルが5月から一斉に値上げされるなど影響が大きくなっています。

値上げをめぐっては、群馬県高崎市にあるイタリアンレストランからも経営への負担を懸念する声が上がっています。

オリーブ“欧州で不作”

ヨーロッパでは2022年の記録的な干ばつや、去年の雨不足などの影響で、スペイン産やイタリア産のオリーブの実が2年続いて不作となっています。

その影響で日本の食品メーカー各社は、オリーブオイルの値上げをことし5月の納品分から行うことを決めました。

家庭向けの製品の値上げ幅は「J-オイルミルズ」が32%から66%、「日清オイリオグループ」が23%から64%、「昭和産業」が1キロあたり950円以上としています。

オリーブオイル値上げ 経営負担を懸念

オリーブオイルの値上げをめぐっては、群馬県高崎市にあるイタリアンレストランからも経営への負担を懸念する声が上がっています。

高崎市問屋町にあるイタリアンレストランではパスタのほか、サラダのドレッシングなど、7割以上のメニューでオリーブオイルを使用しています。

この店では、主に2種類のオリーブオイルを利用していますが、オリーブの不作や輸送コストの増加、それに円安などの影響で、去年の秋ごろと比べて、業務用のオリーブオイルの1ケースあたりの価格がともに2倍以上になっているということです。

この店では、さらなる値上げを見越して、ことしに入り、およそ1年分のオリーブオイルを注文しているということです。

一方、1店舗あたり月に40リットル以上のオリーブオイルを使うこともあり、将来的に経営の大きな負担になることを懸念しています。

イタリアンレストランを経営する関崎晴五社長は次のように話しています。

イタリアンレストラン 経営者 関崎晴五さん
「先行きが不透明なことが一番の心配。オリーブオイルはイタリア料理に欠かせないのでおいしい料理を安定して届けるために努力を続けていきたい」

値上げ以外にも影響が…

また、影響は、品不足の形で小売りの現場にも及んでいます。

首都圏に展開するスーパー「オーケー」では、イタリアから輸入していたオリーブオイルの主力商品の仕入れを一時的に中止し、再開のめどがたっていないということです。

会社では、オリーブオイルと菜種油を混ぜ合わせた製品を開発し、販売を始めるなど対応を進めています。

食品本部のバイヤーの山本哲也さんは、次のように話していました。

食品本部のバイヤー 山本哲也さん
「過去に例を見ないほど値上げ幅が大きくなっている。オリーブオイルをふだん使いするお客さまが手に取りづらくなる状態を少しでも防いでいきたい」

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