「ひるまえほっと」にも出演され、大の阪神ファンとして知られる、女優で作家、歌手の中江有里さん。ことしは10回ほど阪神の応援に球場に通ったそうです。少し早いですが、「アレ」目前の気持ちなど、まさに「アレ」を決めんとする直前の14日夕方、話を伺いました。
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関東の阪神ファンの皆さんへ「アレ」目前ですね
Q.「アレ」まであと1勝となりました。目前にした気持ちはどんなものでしょうか。
そして、まだ早いですが、今シーズンを振り返っていかがでしょうか。
案外冷静な感じがしています。
岡田監督が再び就任されて、選手はほとんど変わっていないのに、ここまでくるのは驚きました。1点を制する野球が多いのが印象に残っています。8月にも10連勝がありましたが、ぎりぎりで勝利をもぎ取る、粘り強い試合が多いことにも驚かされました。ドラマチックでもなく、偶然でもなく、岡田監督の「采配の妙」だと思います。
「ベンチワークで点を取る」ということを監督も言っていました。守りを重視して、選手もポジションが固定されていたので、パフォーマンスを出すことに集中ができていたのかな、と感じました。
Q.印象に残った選手は誰でしょうか。
ルーキーの森下翔太選手。ここで一発決めてほしいところで決める。ものすごくチャンスに強かった印象ですね。
あとはクローザーの岩崎優投手。精神的な強さが光っていたと思います。本人はもちろん、中継ぎ陣をまとめるリーダーシップも持ち合わせていて、ここまできたのかな、と思います。
Q.あれを示す言葉を言わずにここまできましたね…
大阪らしい面白いことを言うなあと思っていました。「アレ」と岡田監督が表現することで、選手にプレッシャーを感じさせないようにしていましたね。それが共通語になった。選手・スタッフ・ファンをつなぐ共通語になりましたね。
本来「アレ」は関係が近しい人にしか伝わらない言葉だと思うんです。でも、みんなが「アレ」はあれのことだと認識している言葉になった。カジュアルに語り合えるんですね。いまだにみんな「アレ」と言っていますね。本来の言葉に言い換えようとしても、今となっては難しいですね!
Q.応援に熱が入る人が多いと思うが…
球場でも声出しの応援ができるようになりました。騒げなかった時期もありますが、この間に、さまざまな人が、さまざまな応援のスタイルを学んできたと思います。今回は、騒ぐだけではなく、しみじみかみしめる方もいらっしゃると思います。ただ、球場で試合を観戦する人は、選手や監督のインタビューを最後まで見ると思うので、そちらに忙しいのではないでしょうか。
Q.「アレ」が決まる試合まであと少しですが。
9月に入って負けなしの10連勝で盤石です。圧倒的ですので、危なげがありません。今は勢いがあるので、普通にいけば、という気がしています。楽しみに見届けたいです。
広島が負けて、ということではなく、阪神が勝って「アレ」を祝いたいです。試合は9回までわからないので、最後まできちんと見届けます。