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コロナ定点把握 感染者数の前週比 東京 神奈川 埼玉 千葉

  • 2023年5月26日

新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことに伴い、感染者数の把握は一部の医療機関が1週間分を報告する定点把握に変わりました。1医療機関あたりの感染者数など、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の状況をまとめました。1都3県では、5月15日から21日にかけての1週間について、いずれも前の週より増加しています。

東京都の感染者数 前週比で増加

東京都の25日の発表によりますと、定点把握の対象になっている都内419の医療機関のうち、416か所から報告があった感染者数の合計は、5月21日までの1週間で1470人で、1医療機関あたりでは3.53人となりました。

これは、前の週の2.40人の1.47倍にあたり、2週続けて増加傾向にあるということです。また、5月22日時点での、入院患者数は前の週より196人多い702人となりました。

専門家
「感染拡大の増加スピードに注意が必要だ。現時点で医療提供体制への大きな負荷は見られないが、引き続き状況を注視する必要がある」

神奈川県の感染者数 前週比で増加

神奈川県は25日、新型コロナウイルスの定点把握による感染状況を公表しました。
5月21日までの1週間は、県内260の医療機関から1189人の新規感染者の報告があり、1医療機関あたりの平均は3.30人で、前の週の2.33人に比べて1.42倍になっています。年代別では、10代が最も多く、10歳未満と続いています。

神奈川県
「感染者数は前の週に比べれば増えているが、感染状況の判断についてはもう少し推移をみる必要がある」

埼玉県の感染者数 前週比で増加

埼玉県は24日、5月21日までの1週間の新型コロナウイルスの定点把握による感染状況を公表しました。
1医療機関あたりの新規感染者数の平均は4.42人で、前の週の1.46倍になっています。

年代別では、10代が最も多く、次いで40代、0歳から9歳まで、50代が続いています。

埼玉県
「感染者数は増加しており、増加傾向にあるのか、来週以降の感染者数で判断したい」

千葉県の感染者数 前週比で増加

千葉県は、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表しました。
5月21日までの1週間の1医療機関あたりの新たな感染者数は3.99人で、前の週の3.08人から増加しました。

年代別では10代が最も多く、次いで20代、50代が続いています。医療機関からは「明らかに感染者が増加している」というコメントがあったということです。

全国の感染者数 前週比で増加

厚生労働省によりますと5月21日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から4567人増えて1万7489人となりました。また、1つの医療機関あたりの平均の患者数は3.56人で前の週の1.35倍となりました。 前の週より増加するのは7週連続です。

東邦大学 舘田一博教授
「感染者の数は全国で増加傾向が見られるが、1医療機関あたりの患者の数は、この冬の『第8波』のピーク時の30人ほどに比べると、3.56人とまだ少なく『第9波』につながる急激な増加は起きていないと考えられる。しかし、沖縄県では10人を超えていて、今後、感染拡大の波が全国でどう広がるか、注意する必要がある」

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