「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、漫画家の水木しげるさんが93歳で亡くなるまで長年暮らした東京・調布市で、妖怪のキャラクターを砂でかたどった像がお披露目されました。サンドアーティストの保坂俊彦さんが7トンの砂を使って制作したということです。
11月30日は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、漫画家の水木しげるさんの命日です。水木さんは2015年に93歳で亡くなるまで長年東京・調布市で暮らしていて、市は、命日までの数週間を「ゲゲゲ忌」としてしのんでいます。
水木さんの生誕100年となることしは、命日にあわせ市内の布多天神社の境内で、妖怪のキャラクターなどを砂でかたどった像がお披露目されました。
砂の像は、サンドアーティストの保坂俊彦さんが制作しました。7トンの砂が使われ、高さ、幅ともにおよそ2メートルの像は、鬼太郎やねずみ男など、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪たちが水木さんを中心に囲んでいます。
漫画の中ではこの神社の裏の森に鬼太郎が住んでいる設定だということでファンたちが記念の写真を撮影していました。
初めて神社の境内で制作しましたが、背景と鬼太郎たちがすごく合っていていいなと思っています。子どもの頃、鬼太郎の本、漫画を読み、絵も描きました。森から出てきたような楽しい妖怪の世界観を出せるように取り組みました。展示の期間中、より多くのみなさまに喜んでいただければと思います。
水木さんの妻の武良布枝さんは「鬼太郎は口をゆがめていて、みんな表情があって見事です。夫の雰囲気もよく似ていて、喜んでいると思います」と話していました。
砂の像は12月20日まで神社の境内に展示されます。