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赤い缶のサクマ式ドロップス コロナ 原材料費高騰 販売の会社廃業へ

  • 2022年11月11日

赤い缶のパッケージで知られ、アニメ映画「火垂るの墓」にも登場する「サクマ式ドロップス」を販売する佐久間製菓が、2023年1月に廃業することを決めました。新型コロナの影響による販売の落ち込みに、原材料費の高騰が重なり経営が悪化していたということです。

「サクマ式ドロップス」の思い出は

廃業することを決めた佐久間製菓は、赤い缶のパッケージで知られる「サクマ式ドロップス」を販売してきました。商品は幅広い世代に親しまれ、ネットでは惜しむ声があがりました。

 

食べ終わった後に水を入れて甘い飲み物にした。

 

ドロップの缶を傾けた時のカランカランという音が懐かしい。

 

子どものころ、ひとりでは蓋をあけられなかったなぁ

 

ハッカ味を教えてくれた。無くなると思うと寂しい

新型コロナで販売低迷 原材料費の高騰で経営悪化

佐久間製菓は、前身の会社が明治41年に東京で創業し、「サクマ式ドロップス」の販売を始めました。

会社によりますと、新型コロナの影響で販売が低迷したことや、原材料費の高騰が続く中、商品価格に転嫁できず経営が悪化したことから、2023年1月20日に廃業することを決めたということです。廃業後も会社は存続し、支払いなどに対応するとしています。

会社では去年9月期の決算で、最終的な損益が年間で1億5000万円余りの赤字を計上していました。

「サクマ製菓」これまで通り営業続ける

一方、名前が似ていて緑色の缶で「サクマドロップス」を製造・販売する「サクマ製菓」は、別の会社でこれまで通り営業を続けるとしています。

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