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「COCOA」停止へ コロナ接触確認アプリ “どこが失敗か 総括”

  • 2022年9月15日

新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」について、河野デジタル大臣は、9月13日、感染者の全数把握が見直されることに伴い、機能を停止にする方針を明らかにしました。2020年6月から国が運用を始め、これまでにおよそ13億円の費用を投じた「COCOA」。河野デジタル大臣は、失敗点を含めて厳しく検証する考えを示しました。
2年余りにわたって運用された「COCOA」についてまとめました。

“COCOA”停止へ

河野デジタル担当大臣は、9月13日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」の機能を停止にする方針であることを明らかにしました。
感染症法に基づいて医療機関に求めていたすべての感染者の届け出を高齢者などに限定する運用が、9月26日から全国一律の措置として始まることに伴い、判断したとしています。
「COCOA」の機能を停止する日程などについては、今後、発表するとしています。

河野デジタル大臣
「ルールが変わり、COCOAを活用する前提が変わるので機能停止ということになる。COCOAは、スタートからいろいろな掛け違いがあったと認識している」

感染対策の柱 “COCOA”

新型コロナの感染対策の柱の1つに位置づけられていた「COCOA」。
感染した人と濃厚接触をした可能性がある場合に通知が送られてくるアプリです。
2020年6月から国が運用を始め、これまでの契約額はおよそ13億円にのぼり、厚生労働省によりますとダウンロード数は9月9日時点で4055万件だということです。

スタート直後から不具合相次ぐ

「COCOA」は、スマートフォンに搭載された「ブルートゥース」と呼ばれる通信機能を活用し、プライバシーを守りながら感染の拡大を抑える効果が期待されていました。
しかし、運用が始まってからは、不具合が相次ぎます。

運用開始直後には、感染したことを登録できない不具合が起きました。
また、感染者と接触していない利用者に、「接触の可能性がある」と通知される不具合も起きました。

さらに、一部の利用者の間で感染者と接触した場合でも通知が届かない不具合が起き、その状態は
およそ4か月にわたって続きました。

専門的な人材不足 適切管理できず

この不具合については、厚生労働省の調査で「COCOA」の運用を始めた時点で、動作確認のテストを行っていなかったことが不具合の原因だったことが明らかになりました。
その背景として厚生労働省の職員の知識や経験が乏しく、専門的な判断ができる人材が不足していたことや、頻発する別の不具合の対応や改修に追われ、適切に管理できない状態に陥っていたことなどをあげています。

失敗点など 厳しく検証へ

おととし6月の運用開始からこれまでの契約額はおよそ13億円にのぼる「COCOA」。
政府の今後の対応について河野デジタル大臣は、「COCOA」について失敗点を含めて厳しく検証する考えを示しました。

河野デジタル大臣
「COCOAのどこが失敗したのか、お手盛りでない総括をしっかりとして、次のパンデミックにつないでいくということをやらなければいけない」

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