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コロナ 夏休み明けの子ども 感染者増やさないための注意点

  • 2022年8月26日

新型コロナの感染拡大が続く中、7月は全国の児童生徒の感染者数が過去最多となりました。こうしたなか、東京都内の一部の公立の小中学校では早くも2学期がスタートしています。子どもたちに安心して学校生活を送ってもらうために、何に注意すべきか、まとめました。

“手洗い”など 基本的な対策徹底

全校児童約330人の新宿区にある西新宿小学校では、8月25日に2学期の始業式が行われ、久しぶりに友達とうれしそうに話す児童たちの姿が見られました。
校庭で行われた始業式で長井満敏校長は、子どもたちに感染対策の徹底を改めて呼びかけました。

西新宿小学校 長井満敏校長
「学校行事にも積極的に取り組みながら、手洗いなど基本的な感染症対策を徹底してほしいです」

子どもたちは、感染症対策として手を洗って、それぞれの教室に戻っていました。
1年生のクラスでは自由研究や読書感想文などを提出したあと、海に行ったことや友達とサッカーをしたことといった夏休みの思い出を披露していました。

 

家族で行った潮干狩りが楽しかったです。100個から200個くらい採りました。

 

できるだけマスクをつけながら遊んでいました。2学期は苦手な国語を頑張りたいと思います。

長井校長
「夏休みに入るころからコロナの感染者数が増えてきていたので心配していましたが、大きく体調を崩す子どもがいなくてよかったです。2学期は感染症対策をしながら、小学校でしかできないことをたくさん経験してほしいです」

児童生徒の感染 7月“過去最多”

感染対策に注意を払いながらの学校生活の再開となりましたが、文部科学省が公表した気になるデータがあります。

第7波の感染が広がった7月、感染が確認された子どもは、6月の5万4122人の5倍に増え、26万9468人となり、ことし2月の25万1469人を抜いて過去最多となりました。

感染した小学校の児童の感染経路です。最も多かったのが「不明」で64%、次いで多かったのが「家庭内感染」で29%。「学校内感染」は4%となっています。

学びの場守るために

夏休み明けの学校の感染対策について感染症に詳しい東京・千代田区にある「グローバルヘルスケアクリニック」の水野泰孝医師に聞きました。
水野医師は、千代田区から依頼をうけて、学校現場での感染対策のポイントをアドバイスする動画の作成にも協力しています。

「グローバルヘルスケアクリニック」水野泰孝医師(子どもたちの感染状況について)
「ことしは行動制限のない夏休みで、いろんなイベントに参加したり旅行に行ったりふだん会わない人との接触の機会があり、感染リスクが高い状況だったが、学校の再開で子どもたちが集まる環境になるが、学校の管理のもとで1日の大半を過ごすので、必ずしも感染が広がる要因にはならないのではないか」

具体的な感染対策として取り組むべきことについて、教室で冷房を使う際、窓を閉めきることが多いが声を出す場面などでは適宜、換気すること、部活動の前後に使う更衣室など狭くて換気がしにくいところでは、マスクの着用を徹底することなどをあげています。

水野医師
「感染対策の正解はひとつではなく、リスクに応じて、感染対策を強化したり緩めたりする、あるいは全くしないということがあってもいいと思う。その場面、場面ごとに相談し、学校では子どもたちにしっかり教えてあげるのが重要だ。学校行事などは一律に中止するのではなく、どうしたら感染を広げずに実施できるかという方向で考えてほしい」

保護者も注意・工夫を

また、保護者の側で注意すべき点があるといいます。

保護者の注意点
■大人が会食・出張等のあとは?
 →5日~7日程度は子どもとの接触減らす。
  自宅内でもマスク着用など。

■夏休み終盤は人混み避ける!
 →夏休み最後の5日間程度 イベントや旅行等 控える
    家族の感染リスク抑える工夫を

その1つが、子どもにうつさない行動を取るということです。
大人が会食や出張などをした場合は、5日から7日くらいは子どもとの接触を減らすとか、家の中でもマスクを着用するなど呼びかけています。
また、夏休み終盤の過ごし方にも工夫をしてほしいといいます。
具体的には、夏休み最後の5日間くらいは、人混みを避けるためにイベントや旅行に行くのは控え、家族の感染リスクを抑えることも大切だということです。

水野医師
「長いコロナ禍で子どもたちは学校生活を犠牲にしてところが多い。例えばいまの小学3年生は入学式が行われなかったりとか、林間学校に行けなかったりとか我慢している。だから、みんなで自分が感染源にならないような努力、あるいは工夫をご家族みんなで話し合ってほしい」 

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