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コロナ 自宅療養 過ごし方の注意点と準備しておくと便利なもの

  • 2022年7月27日

新型コロナウイルスに感染して自宅療養している人は、ピークだったことし2月の57万人あまりを上回って過去最多に。
自宅で療養する際、まわりに感染を広げないための対策について、どんなことに気をつければいいのか?事前に準備しておくといいものは何か?
感染が急拡大する今、知っておきたい情報をまとめました。

自宅療養者は過去最多に

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人は7月20日時点で全国であわせて61万2023人でした。
前の週から28万人余り、率にして86%増加し、ピークだったことし2月の57万人あまりを上回って過去最多となっています。

東京都では、26日時点で15万人を超え、過去最多となっています。

自宅療養 入院できないケースも

東京・渋谷区を中心に自宅療養者の往診を行うクリニックでは、保健所からの往診依頼が相次いでいて、当初は若い世代の患者が多くいましたが、7月下旬から中等症の高齢者など入院が必要な患者が増え始めているということです。

このうち一人暮らしの90歳の男性は、感染後も食事がとれ会話もできる状態でしたが、少し歩くと血液中の酸素の値が91%まで低下し、酸素吸入が必要な中等症と診断されました。

また、寝たきりの状態の77歳のがんの男性は、39度の熱が出て酸素の値も92%前後まで低下していたため、中等症と診断され、自宅に酸素濃縮装置を運びこんで治療にあたりました。

さらに基礎疾患のある子どももいて、「熱性けいれん」の疾患がある1歳7か月の幼児は感染後にけいれんを起こし、その後も40度の発熱が続いているということです。

クリニックによりますとこうした入院が必要な患者が増えつつあるものの、病床のひっ迫ですぐには入院できず、自宅療養を続けざるを得ないケースが相次いでいるということです。

「GreenForest代官山クリニック」関谷宏祐院長
「高齢者や基礎疾患があり重症化のリスクのある人は、本来は入院が望ましいが、病床が限られる状況では自宅で酸素や薬で治療する以外の選択肢がない状況です。今後、患者が増えるほど入院が難しくなると懸念しています」

自宅療養 注意点は?

感染対策に詳しい聖路加国際病院QIセンター感染管理室の坂本史衣マネジャーに、新型コロナに感染して自宅療養している人が家庭にいるときの注意点を聞きました。
注意点は次の通りです。

感染をできるだけ広げないために症状のある人と無い人の部屋を分けるなど、可能な範囲で生活スペースを分けること、家の中でも感染者の近くにいる場合はお互いにマスクをつけること、冷房を使用して熱中症に注意しながらも窓を開け、換気扇を使って換気を徹底すること、共用部分で手に触れる場所をアルコール消毒し、手洗いを徹底することが大事だとしています。

聖路加国際病院QIセンター感染管理室 坂本史衣マネジャー
「オミクロン株は検査して感染が分かったときにはすでに同居者が感染している可能性がある。けん怠感やのどの違和感などコロナが疑われる症状が出たタイミングで家庭での対策を始め、同居者は感染している可能性があると考えて、症状が出ないか数日様子をみながら、可能な範囲でほかの人との接触を避けてほしい」

事前の備えは?

また、いまの感染拡大ですぐに医療機関にかかれない状況になってきているため、次のようなものを用意していくことを指摘しています。
 

・薬局で買える解熱鎮痛剤
・水分補給のためのスポーツドリンク
・ゼリー飲料など手軽に口にできる食品
・生活に必要な日用品(少し多めに確保)
・持病のある人はふだんもらっている薬など(少し多めに確保)

さらに、坂本さんは感染する前の対策として、感染した場合にもウイルスの排出量を減らすことが期待できるため、ワクチンを接種することや、事前に自宅療養時の相談窓口を自治体のホームページで調べてメモして置くことも大事だと話しています。
 

聖路加国際病院QIセンター感染管理室 坂本史衣マネジャー
「いったんウイルスが家の中に持ち込まれると対策はとても難しくなる。同僚とのランチの場面や、マスクをつけていても近距離で長時間話し込むことなど感染する可能性のある機会をなるべく減らしてほしい。家の外で感染しないようにすることが家庭内での対策の第一歩だ」

救急要請の目安は?

新型コロナウイルスの「第7波」による感染の急速な拡大で、感染しても自宅で療養するケースが増えています。東京都は、状態が悪化した際に、緊急性が高い救急要請が必要な症状の目安を示しています。

具体的には「表情や外見」「患者本人の症状」から、あわせて12の項目を挙げていて、都は1つでも当てはまればすぐに119番通報して救急車を呼ぶよう求めています。

 

○救急要請(表情や外見)
「顔色が明らかに悪い」
「唇が紫色になっている」
「いつもと違う、様子がおかしい」

 

○救急要請(患者の症状)
「息が荒くなった」「急に息苦しくなった」
「日常生活の中で少し動くと息があがる」
「胸の痛みがある」
「横になれない、座らないと息ができない」
「肩で息をしている、ゼーゼーしている」
「ぼんやりしている」
「もうろうとして返事がない」
「パルスオキシメーターの数値が90以下」
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