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コロナ第7波 自宅療養で症状悪化 救急要請や保健所へ連絡の目安は

  • 2022年7月25日

新型コロナウイルスの感染が急拡大するなか、全国で自宅療養している感染者は20日時点で61万人を超え、過去最多となったことが厚生労働省のまとめで分かりました。全国で最も多い自宅療養者がいる東京都では、状態が悪化した際に救急要請が必要な症状の目安を示しています。救急要請や病院や相談窓口などに連絡する目安についてまとめました。

救急要請する緊急性が高いケースは

新型コロナウイルスの「第7波」による感染の急速な拡大で、感染しても自宅で療養するケースが増えています。東京都は、状態が悪化した際に、緊急性が高い救急要請が必要な症状の目安を示しています。

具体的には「表情や外見」「患者本人の症状」から、あわせて12の項目を挙げていて、都は1つでも当てはまればすぐに119番通報して救急車を呼ぶよう求めています。

〇救急要請(表情や外見)
「顔色が明らかに悪い」
「唇が紫色になっている」
「いつもと違う、様子がおかしい」

〇救急要請(患者の症状)
「息が荒くなった」「急に息苦しくなった」
「日常生活の中で少し動くと息があがる」
「胸の痛みがある」
「横になれない、座らないと息ができない」
「肩で息をしている、ゼーゼーしている」
「ぼんやりしている」
「もうろうとして返事がない」
「パルスオキシメーターの数値が90以下」

かかりつけ医や保健所に連絡するケース

救急要請が必要なほどには緊急度が高くない場合でも、次の項目のうち1つでも当てはまればすぐにかかりつけ医や保健所などに連絡してほしいと呼びかけています。

〇かかりつけ医・保健所などに連絡
「家の中での移動や食事、トイレ、着替えなど生活動作がつらい」
「せきがひどい、たんが多い、発熱が続いている」
「経験したことのないひどい全身のけん怠感がある」
「パルスオキシメーターの数値が93以下になっている」

症状が悪化したら連絡するケース

その一方で、次のような場合には、症状の悪化を感じたときにかかりつけ医や相談窓口に連絡するよう呼びかけています。

〇症状悪化で連絡
「発熱、せき、かぜのような症状は軽い」
「せきだけで息切れはない」
「味がしない、鼻が詰まっていないのににおいがしない」
「軽いけん怠感がある」
「パルスオキシメーターの数値が96以上」など

帝京大学 森村尚登主任教授(日本救急医学会 理事)
「救急車を呼ぶことを我慢して自宅で症状が悪化してしまうケースもある。自分の状態が東京都などがまとめている緊急性が高い症状のリストに当てはまる場合は、迷わずに救急車を呼んでほしい。自分の症状が当てはまるかどうか迷う場合は、救急相談センターや発熱相談センターなど、行政が設置している電話相談窓口に連絡してほしい」

過去最多 新型コロナ感染で自宅療養

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人は7月20日時点で全国であわせて61万2023人でした。前の週から28万人余り、率にして86%増加し、ピークだったことし2月の57万人あまりを上回って過去最多となっています。都道府県別では東京都が最多で9万人余りとなっていて、その後も増加しています。

グラフは24日時点の東京都のデータです

新型コロナの「第6波」では、自宅療養者への保健所による健康観察が遅れたり、入院できずに療養中に自宅で死亡したりする人もいたことから、厚生労働省は全国の自治体に健康観察や医療提供の体制を強化するよう求めています。

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