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東京都 オミクロン株 BA.5 疑い半数 “1週間後に第6波超の感染も”

  • 2022年7月14日

東京都が行っている検査で、感染性が高いとされるオミクロン株の「BA.5」の疑いがあるウイルスが占める割合が半数を超えました。都の専門家は「新規感染者の増加比が継続すると1週間後には第6波のピークを超えてこれまでに経験したことのない爆発的な感染状況になる」と述べ、強い危機感を示しました。感染の急拡大が続く都内の状況をまとめました。

“都内1週間後に第6波ピーク超も” 

東京都内で新型コロナウイルスに感染していると確認された人は、7月13日まで9日連続で1週間前の同じ曜日の2倍を超える増加が続き、感染が急拡大しています。
都内の新型コロナの新規陽性者の7日間平均は、7月13日時点で1万110.1人となり、1週間前の2.3倍と大幅に増加しました。

14日、新型コロナの都内の状況について分析・評価するモニタリング会議で専門家は「大規模な感染拡大が継続している」と分析し、感染状況の警戒レベルを1段引き上げ、4段階のうち最も高いレベルにしました。
感染状況が最も高いレベルになるのはことし4月以来です。

〇増加比が継続の場合
1週間後 2万3000人余/日(第6波ピーク超)
2週間後 5万3000人余/日

専門家
「感染拡大のスピードが急激に加速している。今回の増加比が継続すると、1週間後には2万3000人あまりとなって第6波のピークを超え、2週間後には5万3000人あまりと、これまでに経験したことのない爆発的な感染状況になる」

さらに、専門家は「基本的な感染防止策を徹底するなど新規陽性者の増加をできる限り抑制し、若い世代を含め3回目のワクチン接種を促進するとともに高齢者などへの4回目の接種を急ぐ必要がある」と呼びかけました。

BA.5疑いのウイルス 都内で半数超に

東京都が行っている変異ウイルスの検査で、これまでのウイルスよりも感染性が高いとされるオミクロン株の「BA.5」の疑いがあるウイルスへ急速な置き換わりが進んでいることが報告されました。

それによりますと、「BA.5」の疑いがあるウイルスは、ことし5月30日までの1週間で初めて確認され、全体の0.8%でした。
ただ、その後、置き換わりが急速に進み、およそ1か月後の7月4日までの1週間では全体の56.4%になり、初めて半分を超えたということです。

〇BA.5疑いのウイルス
・5月30日までの1週間 0.8%
・7月4日までの1週間 56.4%

専門家は、オミクロン株の「BA.5」はワクチンの2回の接種では防ぎきれず、3回目、4回目の接種によって感染や重症化を防ぐのに高い効果が得られるとして、追加接種を進めていくことが重要だと指摘しました。

医療提供体制 “通常の医療を制限し体制強化が必要”

〇入院調整難航も
東京都内の入院患者は13日の時点で2200人あまりと、2週間でおよそ2.5倍に増加していて、保健所から都の「入院調整本部」に入院先を探すよう求める件数が増加しているということです。
件数は、13日時点で300件となっていて、別の病気がある人や高齢者の入院調整が難航するケースが出ているとしています。

〇自宅療養なども増加
また、自宅で療養している人が5万3000人あまり、入院か療養か調整している人が2万5000人あまりに急増していることから、体制を充実させる必要があるとしています。

専門家は、モニタリング会議で、都内の医療提供体制について「通常の医療を制限し、体制強化が必要な状況である」として、警戒レベルを1段引き上げ、4段階のうち上から2番目のレベルとしました。
上から2番目のレベルとなるのは、2か月あまり前のことし5月以来です。

専門家
「感染拡大により就業制限をうける人が多数発生することが予想され、医療提供体制が十分に機能しないことも含めて社会機能の低下を余儀なくされる。患者の重症度、年齢などに応じて臨時の医療施設などを含め病床を柔軟に活用する必要がある」

一方、重症の患者は低い水準で推移しているものの、増加傾向にあることから今後の推移に警戒が必要だと指摘しています。

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