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コロナ“第7波” オミクロン株BA.5「行動制限不要も対策徹底を」

  • 2022年7月12日

「新たな感染の波が来たことは間違いない」
第7波に入ったという認識を示した政府分科会の尾身茂会長。
新型コロナウイルスの感染の再拡大を受けて、尾身会長ら専門家が11日夕方、岸田総理大臣と会談。会談後、尾身会長は、現時点ではまん延防止等重点措置のような行動制限は必要ないとしたものの、基本的な感染対策の徹底を訴えました。
また後藤厚生労働大臣も、現時点で新たな行動制限は必要ないという認識を示す一方、基本的な感染対策の徹底を呼びかけました。

第7波に入った 尾身会長

11日夕方、尾身会長は、厚生労働省の専門家会合の脇田隆字座長などとともに総理大臣官邸を訪れ、岸田総理大臣と30分あまり会談しました。

尾身会長によりますと、会談では、専門家から現在の感染者急増の背景にオミクロン株のうち、感染力がより強いとされる「BA.5」の広がりやワクチン接種から時間がたって免疫の効果が下がってきていることがあることなどを説明し、医療のひっ迫を防ぐために、政府や自治体が医療や検査、ワクチン接種の体制を整え、国として基本的な感染対策の徹底を呼びかけるよう求めたということです。

会談のあと取材に応じた尾身会長は「新たな感染の波が来たということは間違いない」と述べ、感染拡大の第7波に入ったという認識を示しました。

行動制限不要も対策徹底を

また、現時点ではまん延防止等重点措置のような行動制限は必要ないという認識を示しました。

尾身会長
「感染力の強い『BA.5』が主流になってもリスクの高い場面などはこれまでと変わらず、われわれがやることは3密や大声を出す場面を避けること、それに換気などで、従来やってきたことを徹底してほしい。
強い行動制限は多くの人は出したくないと考えていると思う。そうした措置をとらずとも検査やワクチンの接種、基本的な対策で乗り越えることは可能で、国や自治体含めて対応を徹底するべきだ」

山際 新型コロナ対策担当大臣(12日会見)
「感染場所が相当多岐にわたっているという現実があるので、今までのような行動制限は今の段階では考えていない。行動制限をして同じような効果が得られるか、有識者にもしっかりと議論してもらった上で、政府として方針を示すことになる」

後藤厚生労働大臣は12日、現時点で新たな行動制限は必要ないという認識を示しました。

後藤 厚生労働大臣
「3回目のワクチン接種などによる免疫が徐々に減衰していることや、オミクロン株の新たな系統への置き換わりが進むことなどが考えられる。
さらなる感染者数の増加も懸念されるところで、医療提供体制への影響も含めて注視していく必要がある。
現状としては、行動制限をかける事態とは思っていない」

一方で、今後、夏休みに入って、人と人との接触機会が増えることなどが予想されるとしてマスクの着用や手洗いなど基本的な感染防止策の徹底を呼びかけました。

経済同友会 行動制限に否定的

新型コロナウイルスの感染が再拡大し、専門家などから第7波に入ったという認識が示されていることについて、経済同友会の櫻田代表幹事は12日の定例会見で医療体制などで取るべき対応は確認できているとして、政府による行動制限には否定的な考えを示しました。

経済同友会 櫻田代表幹事
「海外においても感染の再拡大はあるが、経済とのバランスは大事だということから、過度な抑制はせず経済活動が行われているところが多い。
コロナ禍で医療体制の問題であったり、ワクチン接種の効率性であったり、飲み薬をどのように手に入れるのかなど、やらなければならないことは確認できている」

また政府が7月前半としていた新たな観光需要の喚起策、「全国旅行支援」の開始時期について櫻田代表幹事は、「観光産業は、日本経済に大きな効果を生んでいる。雇用も含めて波及効果は大きく、どうやったら経済活動を止めずにすむか考えてほしい」と述べ、延期の判断は慎重に行うべきだという考えを示しました。

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