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茨城 結城酒造で江戸時代の酒蔵全焼 酒買って応援の動きも

  • 2022年5月12日

11日午後3時前、茨城県結城市の酒造会社から火が出て、国の登録有形文化財となっている江戸時代に建てられた2棟の酒蔵が全焼しました。
火事から一夜明け、地元では酒造会社を応援したいと酒を買い求める人が相次いでいます。

江戸時代の酒蔵が全焼

警察と消防によりますと11日午後2時45分ごろ、茨城県結城市の「結城酒造」から「ボイラーから酒蔵に火が延焼した」と消防に通報がありました。

消防車10台が出て消火活動が続けられ、およそ4時間半後の午後7時10分ごろ、火はほぼ消し止められたということです。

けが人や逃げ遅れた人はいなかったということで、警察と消防が火事の詳しい原因を調べています。

現場はJR水戸線の結城駅から北におよそ700メートル離れた結城市中心部の住宅などが密集する地域です。

結城酒造 浦里昌明社長
「一気に燃え広がって、最初は自分たちで消火をしていましたが、手に負えなくなり、消防署に連絡しました。避難が早かったのでけが人はいませんでした」

酒蔵は国の登録有形文化財

酒造会社にある2棟の酒蔵と煙突は国の登録有形文化財となっていて、警察によりますと、このうちいずれも江戸時代に建てられた酒蔵の「安政蔵」と「新蔵」が全焼したということです。

全焼した2棟の酒蔵は、茨城県結城市によりますと、いずれも2000年に国の登録有形文化財になっています。

このうち、安政蔵は土蔵造の2階建てで、江戸時代の1859年に建築されたとされています。酒だるを貯蔵する新蔵も同じく江戸時代の1860年代に建てられたと考えられています。

また、結城酒造では高さおよそ10メートルのれんがで作られた煙突1基も国の登録有形文化財になっていて、明治時代の1903年に作られたとされ、地域の景観のシンボルにもなっています。

応援の動きも

火事から一夜明け、地元では酒造会社を応援したいと酒を買い求める人が相次いでいます。

大正時代から結城酒造の商品を取り扱っている近所の酒店には、12日早くから、地元の人が「応援したい」などと、次々と結城酒造の商品を買い求めに来ていました。

この酒店には、11日夜から、結城酒造の酒を卸している全国の飲食店から心配する声が相次いでいるということです。

酒を買いに来た女性
「お酒がおいしいだけでなく、酒蔵でコンサートを開くなどいろいろな取り組みをしている会社です。今は大変だと思いますが、早く再建してほしいですし、頑張ってほしいです」

酒店 池田真社長
「地元だけでなく全国のお客様から、心配の声や何かできることがないかと問い合わせをいただいており、今は在庫がほとんどない状況です。地元のみんなで、復活を支えるために頑張っていきたいと思います」

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