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浅草芸者や料亭の“たい茶漬け”も 東京 浅草「観音裏」魅力を再発見!

  • 2022年4月27日

東京 浅草寺の近くに「観音裏」と呼ばれる、昔から続く料亭が軒を並べる街があります。コロナ禍でもこの街の魅力を感じてもらおうと、スマートフォンを使ったイベントが開催されています。そこには、現実の世界とスマートフォンのなかから流れる浅草芸者とダンサーがコラボした映像作品の世界からみえてくる新しい“浅草観光”のかたちがありました。

“浅草を身近に感じられた”

舞台となるのは浅草寺のすぐ近くの「観音裏」です。

事前に予約をしたイベントの参加者が、街かどに貼られたQRコードをスマートフォンで読み込むと…。料亭のおかみが語る物語とともに、「観音裏」の文化や歴史が流れてきます。

流れてくる音声の内容の例
「本日のお客様ですね、お待ちしておりました。右手に見える提灯のある建物、これが浅草見番です。料亭、芸者、そして芸者が住む置屋をつなぐ中心的な場所です」

こうした案内を聞きながら街を散策していきます。語り手のおかみに導かれてたどりつくのは、明治創業の老舗料亭です。

芸者も立つお座敷で店の名物、たい茶漬けのおもてなしを受けます。

そして、最後は浅草芸者とダンサーがコラボした、映像作品が披露されます。

新型コロナの影響でキャストやスタッフとの接触が制限される中、音声や映像を駆使し、物語の中に入り込んだような感覚が味わえるように工夫しています。

参加者

異世界に迷い込んだみたいな感覚がおもしろかった

参加者

浅草を身近に感じられたというのはすごく良かった。

 

“アートの灯を絶やさないように”

観音裏を舞台とした体験型のイベントを手掛けたのは、4年前から活動する「ドラマチック・ダイニング」というグループです。

現実の街を舞台とし、観客と出演者の垣根が無い作品作りをめざしています。代表の竹島唯さんと近藤香さんは、作品の舞台にするためにいろいろ場所を訪ね歩くうち、観音裏に出会いました。
2人の申し出を受け、快く協力を約束したのは浅草花柳界の組合長、江原正剛さんです。新型コロナの影響が続く花柳界や店にとって、今回の取り組みは刺激になるという思いからです。

浅草花柳界 組合長 江原正剛さん
「花柳界も、料理屋も歴史とかにとらわれすぎている部分があって、新しいモノが混ざった時に、どんないい反応が、化学反応があるのかなというのがすごく楽しみです。若いかたが興味を持っていただけるきっかけのひとつ。この作品をみたうちの1人でも、『また芸者さんを見てみたいな』と思ってくれる人がいたら成功なのかなと思います」

 

(左)近藤香さん(右)竹島唯さん

近藤香さん
「どの方に話しても、舞台を作るということに対しての理解はとても、こころを開いてくださった」

竹島唯さん
「観光が元にもどるか、日常にもどるかまだ分からないので、そういった中でもアートの灯を絶やさないように私たちも続けていきたい」

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