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不妊治療の保険適用拡大 東京都が無料相談開始 不安や悩みに対応

  • 2022年4月7日

4月から不妊治療に対する公的保険の適用範囲が拡大されました。東京都は5つの都立病院などで希望する人の不安や悩みに対応するための無料相談を受け付けています。

不妊治療 保険適用範囲拡大

4月から不妊治療に対する公的保険の適用範囲が拡大されました。
精子を妊娠しやすい時期に子宮内に注入する「人工授精」、精子と卵子を採取し受精させる「体外受精」、それに注射針などを使って卵子に精子を注入する「顕微授精」などが新たに適用対象になりました。

このうち「体外受精」や「顕微授精」などは、治療を始める時点で女性の年齢が43歳未満であることが条件で、女性の年齢が40歳未満の場合は子ども1人につき最大6回まで、40歳以上43歳未満の場合は最大3回まで保険が適用されます。
回数制限にあたっては、従来の助成金制度を使った治療など、過去の治療実績は含みません。
また従来の助成金制度は終了するものの、すでに始まっている治療は1回に限って助成金の対象とする経過措置が設けられています。

都内のクリニック 予約急増

不妊治療を行っている東京都内のクリニックでは患者からの問い合わせに追われ、受診の予約が急増しています。
東京・港区のクリニックでは、保険はいつからどの治療に適用されるのかといった問い合わせが増えていて、スタッフがマニュアルを確認しながら電話での問い合わせに応じていました。

このクリニックでは、受診する患者の数は、1日は通常とほぼ変わりませんでしたが、土曜日の2日は通常の1.5倍にあたるおよそ100人の予約が入っているということです。

また、保険適用の拡大に伴って、治療を始める際に患者ごとに治療計画書を作成してカップルに対して丁寧に説明することが求められるようになったため、クリニックではスタッフが休日を返上して計画書のひな形を作るなどしたということです。

京野アートクリニック高輪 京野廣一理事長
「経済的な負担が軽くなり、若いカップルを中心に、不妊治療を受ける人が増えるのではないか。カップルがそろって受診する機会が増えるので、共通の目標に向かって治療を受けるという意識が高まると思う」

東京都は無料電話相談

東京都は都立と公社の5つの病院で不妊治療を希望する人の不安や悩みに対応する無料の電話相談を5日から始めました。

相談を受け付けるのは産婦人科のある5つの病院です。

不妊治療の無料相談(東京都)
多摩総合医療センター 月・木 042-312-9176
大塚病院 月・水 03-3941-3211
墨東病院 火・木 03-3633-6151
豊島病院 火・金 03-5375-5489
荏原病院 水・金 03-5734-5489

 

受け付けはそれぞれの病院の電話番号で、豊島病院と荏原病院は相談の事前予約が必要です。
相談は、不安や悩みなどの心理的なことや治療費や助成金などの経済的なこと、それに仕事と治療の両立や治療方法などについて、医療ソーシャルワーカーや心理士などが電話や必要に応じて対面で応じます。

そして状況やニーズに合わせて治療ができる医療機関の紹介も行うということです。

都は、今まで不妊治療ができなかった人やどこに相談すればいいのか迷っている人も気軽に相談してほしいとしています。

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