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ロシアのウクライナ侵攻「許しがたい暴挙」作家などの3団体が非難声明

  • 2022年3月11日

ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して2週間となった10日、国内の作家などで作る3つの団体は、ロシア軍の侵攻について「完全に侵略であり、核兵器使用に言及した卑怯な恫喝であり、世界の平和を脅かす許し難い暴挙だ」などと非難する共同声明を発表しました。声明の内容の詳細です。

“許しがたい暴挙 1日も早い戦争終結を”

国内の作家などで作る3つの団体は、東京都内で10日記者会見を開きました。
会見には日本ペンクラブの桐野夏生会長、日本文藝家協会の林真理子理事長、それに日本推理作家協会の京極夏彦代表理事が出席し、日本ペンクラブ、日本文藝家協会、日本推理作家協会、各団体理事会および有志による声明文を発表しました。

会場で読み上げられた共同声明の全文です。

「ロシアによるウクライナ侵攻に関する共同声明」私たちは、ロシアによるウクライナ侵攻に強く反対します。
これは、完全に侵略であり、核兵器使用に言及した卑怯な恫喝であり、言論の自由を奪い、世界の平和を脅かす許し難い暴挙です。
私たちは表現に携わる者として、人々の苦悩や悲嘆、そして喜びを表してきました。しかし、新たな戦争の愚かさについてなど、書きたくはありません。
ウクライナの人々の命、人々が築いた文化、産業、街や学校、施設などがこれ以上破壊されないように、そしてロシアの人々の自由と命も無用に奪われることのないように、一日も早い戦争の終結を願います。

続くロシア側の攻撃 3団体の出席者の思いは

ロシアウクライナへの軍事侵攻開始してから2週間がたちましたが、ロシア軍の攻撃は容赦なく続いています。国連人権高等弁務官事務所によりますと、8日までに子ども37人を含む少なくとも市民516人の死亡が確認されたということです。

3つの団体では、ほかの団体とも連携しながら戦争を非難する姿勢を強めたいとしていて、出席した3つの団体の会長は次のように述べました。

日本文藝家協会 林真理子理事長
戦車が連なる光景は非常に衝撃的でした。この侵略は人類に対する大変な暴挙であります。
私たち文学者は、人の痛みや苦しみをより強く感じることができる、そうでなくてはならないと常日頃、考えています。 私たちのしていることは小さなことかもしれませんが、まず、声を上げるということが何より大切だと思いここに参りました。

日本ペンクラブ 桐野夏生会長
戦争反対というシンプルな意見表明につきます。皆さんいろんな立場から今回の侵攻に対して反対してらっしゃると思いますが、表現者の立場として、これ以上、戦争のことについて新たに考えたり、書きたくないといいますか、 また繰り返すのかという怒りがありました。 
人命と人権と本当に人間の自由というもの、そういうものを守れるように私たちがほんとちょっと小さな力かもしれませんが、声明を出すことで何か助けになれればいいなとも思いました。

日本推理作家協会 京極夏彦代表理事
たとえどのような状況であろうとも、たとえどのような問題が起きていようとも、暴力的解決を選択肢に入れるということはあってはならない。まして人命を賭すようなことが行われるということは看過することはできない。人権を守る、それから文化を守る、これはどのような考え方のもとにあっても変わらない、変わるべきではないものだと考え、ここに並ばせていただくことになりました。 戦争に対して、忌避したい、反対したい、殺りくをやめさせたいという気持ちに関しては、どの団体も一緒なのだろうと思います。3つの団体が名前を連ねるほどの出来事だと思います。

 
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