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コロナ 基礎疾患ない10代男性死亡 播種性血管内凝固症候群か 埼玉

  • 2022年2月17日

さいたま市は新型コロナウイルスに感染した市内に住む10代後半の男性が死亡したと発表しました。男性に基礎疾患はないということで、市は血栓が生じたり出血しやすくなったりする播種性血管内凝固症候群で死亡した可能性があるとしています。
また、体調が急変して搬送先が見つかるまでに少なくとも10の医療機関から断られていたことが消防への取材でわかりました。

10代後半の男子学生 経緯は

経緯(男性はワクチン2回接種済み)
2月2日 発熱の症状 翌日検査
2月6日 新型コロナ感染確認
家族から救急搬送要請
基礎疾患なく血中酸素問題なし
せきや呼吸困難などなし
→市は入院基準に達せずと判断し、保健師による健康観察
2月7日

体調急変
午前8時 救急車到着
50分後に搬送
午前9時半から10時 病院到着

2月9日 死亡

 

さいたま市によりますと、亡くなったのは市内に住む10代後半の男子学生で、2月2日に発熱の症状が出て検査を受けた結果、6日に新型コロナへの感染が確認されました。

男性は40度を超える高熱が出ていたものの、保健師が健康観察を行って自宅で療養していたところ、7日に体調が急変して救急車で病院に搬送され、2日後の9日に亡くなったということです。

男性の家族からは6日に最初の救急搬送の要請がありましたが、基礎疾患がないことに加え、血液中の酸素の値などに問題はなく、せきや呼吸困難などの症状も出ていないことなどから、市は入院調整の基準に達していないと判断し、保健師による健康観察を行っていたということです。

また体調が急変した7日は、救急車が午前8時に自宅に到着した際、男性の意識が薄れ血圧が低下していたものの、すぐに対応できる医療機関が見つからず、搬送を開始したのは50分後、県内の病院に到着したのは午前9時半から10時ごろだったということです。

男性はワクチンを2回接種していたということです。

少なくとも10医療機関から断られる

高熱が出て自宅で療養していた男性は7日に体調が急変し救急車を自宅に呼んだものの、少なくとも10の医療機関から満床などを理由に受け入れを断られたということです。

市は当初、5つの医療機関から受け入れを断られたと説明していたのを訂正しました。
消防によりますと、最終的に県内の病院への搬送が決まるまで1時間以上かかったということです。

男性は搬送から2日後の2月9日に死亡し、市は血栓が生じたり出血しやすくなったりするDIC=播種性血管内凝固症候群で死亡した可能性があるとしています。

一方、市の保健所が男性の新型コロナへの感染を把握したのは、検査結果の判明から3日後の2月6日になってからでした。
通常は当日中に医療機関がシステムに入力するなどして、保健所が把握することになっています。

さいたま市
「医療機関は陽性者が増加したことで処理が追いつかなかったと説明しているが、好ましくない事例と考えている。今後、速やかに対応してもらえるように医療機関に周知することも検討する」

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