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新型コロナ 自宅療養者への健康観察 東京 練馬区は「複数の目」で

  • 2022年2月17日

都内の新型コロナの感染確認は前の週の同じ曜日を下回っている状況ですが、連日1万人以上となっていて、課題となっているのが増加する自宅療養者です。東京・練馬区では、ひっ迫する保健所の負担を減らそうと自宅で療養する人の健康観察に薬局に加わってもらう取り組みを進めています。新型コロナの薬を自宅に届けるとともに、患者にとって身近な医療従事者として体調の変化がないか聞き取っています。

保健所の負担を減らすために「複数の目」で

練馬区東大泉にある薬局には、70代の女性を診察した医師から電話が入り、新型コロナの飲み薬を処方するので自宅に届けてほしいと依頼がありました。

薬剤師 會田一惠さん
「2月だけで27人。休日を抜いても1日4、5件はご依頼いただいているようなかたちです」

練馬区では保健所の負担を減らそうと、区内の170か所の診療所や200か所の薬局が、自宅療養者への健康観察を「複数の目」で担う取り組みを進めています。

薬剤師はFAXで届いた処方箋の情報に沿って薬を用意しながら、女性に電話をしてこれまでに副作用が出た薬がないか確認したうえで、薬の飲み方などを伝えました。

會田一惠さん
(薬剤師)

のどの痛みとか頭痛でも使えますので、症状があまりよくならないような時は、こちらを臨時で使ってみてください。分からないことがあればいつでも薬局に電話してほしい。

こうした取り組みについて自宅で療養を続ける患者は…。

自宅療養を
続ける女性

保健所や病院は忙しくてなかなか電話がつながらない中、気兼ねなく相談できる薬局の存在は助かります。

“患者をひとりぼっちにさせない”

この薬局で継続して健康観察を行う患者は、およそ30人に増えていて、ほかの患者にも電話をかけ、薬の効き目や同居する家族に体調の変化がないか聞いていました。

薬剤師 會田一惠さん
「医師も健康観察をしていますが、患者をたくさん抱えて情報を整理するのが難しいと思うので、私たち薬剤師から見た情報も先生に集約することで、診断の助けになればと思います。患者をひとりぼっちにさせないことが区の取り組みの特徴なので、医師に比べて患者に近い立場にいる医療従事者だと感じてもらえたらと思います」

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