1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. マイカーに「置き配」? 鍵がかかる車内に荷物を届ける実証実験

マイカーに「置き配」? 鍵がかかる車内に荷物を届ける実証実験

  • 2022年2月15日

玄関先などに荷物を置く「置き配」は年々増えていますが、盗難を防ぐことが課題となります。もし鍵がかかる車の中に「置き配」ができたとしたらどうでしょうか。宅配や通信の大手などが実証実験を行いました。車の鍵のあけしめの仕組みや、実証実験の背景などについてまとめました。

スマホでロック操作可能な装置を車に

実証実験は、宅配大手のヤマト運輸と通信大手のKDDIなどが行い、トヨタ自動車も協力しています。配達員がスマートフォンを使って一時的に車のロックを解除する仕組みです。

実験に参加する利用客の車には、スマホでロックの操作ができる専用の装置が取り付けられています。配達員はトランクや後部座席など、利用客が要望した場所に荷物を置くことになっています。

伝票をスマホで読み取り 配達員が解錠

その手順です。指定された車に到着した配達員は、荷物の伝票のバーコードをスマホで読み取り、ロックを解除します。ロックを解除できる時間は長くても10分に限られ、エンジンをかける操作はできません。

施錠しないと注意喚起のメッセージ

配達員が荷物を置いたあと、仮に車のロックをし直さずに立ち去ろうとした場合には、スマホの画面に注意を促すメッセージが表示されることになってます。

宅配各社によりますと接触を避けようという風潮もあって、配達員と対面せずに荷物を受け取ることができる「置き配」の需要が高まっているということです。

置き配の実験 オートロックのマンションでも

日本郵便は、去年8月、ベンチャー企業と組んで、一戸建ての住宅だけでなくオートロックのマンションでも「置き配」ができないか検証する実証実験を行いました。
タブレット端末に担当の配達員の顔を事前に登録し、顔認証で一時的に入館できるようにして玄関先まで荷物を運ぶ仕組みです。
配達員が勤務時間以外は、入館できないようにすることで、安全性を確保しているということです。

「置き配」の増加は再配達を減らすことにもつながるため、人手不足に悩むヤマト運輸や佐川急便などほかの宅配大手もオートロックマンションでの「置き配」の実証実験を行っています。

置き配 鍵のかかる環境で盗難を防止

留守の家の玄関先などに荷物を置く「置き配」は年々増えていますが、盗難を防ぐことが課題です。車の中に「置き配」する取り組みは、実験を通じて安全性などを確かめた上で実用化を目指すということです。

ヤマト運輸の担当者 森下雄也さん
「置き配サービスは実施していますが、外気にさらされる状態で荷物を置くというところがあり、雨などで地面がぬれているといったような場合には配達することができないこともありました。鍵のかかる車内に荷物を置けるようになれば、お客様がより安心して置き配を指定できると思います」

ページトップに戻る