通勤通学で利用する駅のホームに全国で初めての診療所が誕生します。JR東日本によりますと、ことし4月、東京・国分寺市のJR西国分寺駅のホームに設けられるということです。どんな診療や対応が予定されているのでしょうか。
JR東日本によりますと、ホームに診療所が設けられるのは、中央線と武蔵野線が交わる西国分寺駅です。開業はことし4月の予定で、駅のホームに診療所を設けるのは全国で初めてだということです。
診療所では、対面に加え、オンライン診療にも対応します。内科の医師が常駐するほか、オンラインで、皮膚科や耳鼻科などの診療も受けられるということです。
診療時間は、昼休みをはさんで、平日が午前8時から午後9時まで、土日・祝日が午前9時から午後6時までの予定です。
通勤や帰宅の途中に立ち寄ってもらうなど、利便性の向上につなげるのが狙いです。
ホームに診療所を設ける取り組みについてJR東日本は、将来的には都内だけでなく、ほかの地域にも広げたいとしています。
新型コロナウイルスの影響で旅客需要が落ち込む中、鉄道各社は収益力の強化が共通の課題になっていて、利用客のニーズに沿う新たな取り組みを打ち出す動きは今後も広がりそうです。