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学校での濃厚接触はどんな状況? 場面ごとに具体的な事例示した手引き

  • 2022年2月9日

新型コロナウイルスの感染が子どもたちに広がっている中、学校生活のどんな場面が濃厚接触にあたるのでしょうか。濃厚接触者と疑われる具体的な事例をまとめた東京都教育委員会の手引きの内容や、政府の分科会が提言した学校での感染対策についてまとめました。

クラスターの発生 学校・教育施設が最多

東京都内では2月に入って8日までの8日間で新型コロナウイルスへの感染が確認された10歳未満の子どもは2万1088人で、すでに1月の1か月間とほぼ同じ人数になっています。
2月の8日間を、第5波の去年8月の1か月間と比べると3倍の人数となっていて、これまでにないペースで子どもへの感染が拡大しています。

内閣官房がクラスターの発生状況についてまとめた資料によりますと、1月1日から28日までの4週間にクラスターが起きた場所で最も多かったのは「学校・教育施設」で703件でした。また、小学校でのクラスターは1月の1か月間だけで174件と、年齢が低い子どもでのクラスターの発生が多くなっています。

濃厚接触者の調査 都教委が手引きで考え方

子どもの感染が増える中、学校生活の場ではどのようなケースが濃厚接触にあたるのか。
東京都教育委員会は、感染防止対策などを示した学校の対応の手引きのなかで、学校で児童・生徒の濃厚接触者の調査を行うときの考え方を示しました

これまで濃厚接触者を調べるときの考え方として示されてきた、長時間の接触やマスクを適切に着用していなかった場合、大声を出す活動、などを、実際の場面が想像しやすいように具体的な事例に言いかえて作成したということです。

濃厚接触者の疑い 具体的な場面は

手引きでは、濃厚接触者の疑いがあるケースについて、授業や部活動、登下校などの場面ごとに示しています。
例えば、給食で「黙食」が徹底できず隣の生徒と話しながら食べた。掃除の前後に手洗いをせず、掃除用具をみんなで共用した。マスクから鼻を出した状態で会話をしながら集団登校した、などがあたるとしています。

この手引きは都立の学校のほか、区市町村の教育委員会にも配られていて、都教育委員会は「具体的な事例を参考にして感染リスクを減らすことで、学びの継続につなげてほしい」としています。

クラスターの発生防止 学校での感染対策

政府の分科会は感染拡大のスピードが速い一方、デルタ株に比べて重症化しにくいとされるオミクロン株の特徴を踏まえた感染防止策の提言をまとめました。この中では、オミクロン株に特徴的なクラスターが発生している場面ごとの対策も示しました。

提言・学校でのクラスター対策
~基本的に控えるリスク高い活動~
□室内近距離での合唱やリコーダー演奏
□体育で三周する運動など

□体育授業時も可能な限りマスク着用
□学校独自の練習試合や合宿の一時的制限
□職員の追加接種を速やかに

このうち、学校については、感染が急速に拡大している状況のもとでは、室内で近い距離で行う合唱やリコーダーの演奏、体育で子どもが密集する運動など、感染リスクの高い活動は基本的には控えることとしています。
また、体育の授業時でも運動するときを除き、可能な限りマスクをつけること。部活動は感染状況を踏まえて、学校が独自に行う他校との練習試合や合宿などを一時的に制限すること、それに職員へのワクチンの追加接種を速やかに行うことなどを求めています。

一方で、学校全体を臨時休校とする前に、家庭や地域の社会経済的事情を考慮して、児童生徒の発達段階などを踏まえた分散登校やオンライン授業を組み合わせるなどの対策を行うことが求められるとしています。

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