新型コロナウイルスの感染の急拡大で、東京都内では自宅で療養する人も急増しています。都は、家庭内での感染を防ぐ対策や相談先などを記載したチェックリストをまとめました。「家族で守ろう 10の約束」と題したリストの内容の詳細です。
新型コロナの感染急拡大で、都内では、自宅で療養する人も急増しています。自宅療養中の人は23日、前日よりも2000人余り多い2万6556人で、第5波のピークだった去年8月21日を上回り、過去最多となりました。
また、「家庭内」の感染も増えています。都内で9468人の感染が確認された23日は、感染経路が分かっている人のうち、60.4%にあたる2074人が「家庭内」でした。「家庭内」の感染は、前日に続き2000人を超え、4日連続で過去最多となりました。
家庭内でも、感染力が強いオミクロン株に備えるため、東京都は、家庭内での感染防止対策のポイントをまとめたチェックリストを作りました。
「家族で守ろう 10の約束」と題されたチェックリストに掲げられた項目です。あらかじめ設定された9つの項目に、マイルールを加える形式となっています。
□ コロナにかかった人と部屋を分けているか
□ 身の回りのものを一緒に使っていないか
□ 看病する人は1人に決める
□ 家族で正しくマスクを着用
□ 手で触る場所は掃除や消毒を
□ よごれたタオルや服は洗濯を
□ ゴミはよくしばり捨てる
□ こまめに手洗いを
□ こまめに換気を
リストには、ホテル療養の申し込み先のほか、自宅療養中の健康チェックのポイントや、自宅療養についての相談先などの情報にアクセスできるQRコードも記載されています。
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小池知事
「家庭内でリスクをいかに減らして感染を広げないかは、一人ひとりの行動にかかってくる。チェックリストは冷蔵庫などに貼ってもらい、いま一度、日々の感染対策を確認してほしい」