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オミクロン株 濃厚接触者の待機短縮 医療等エッセンシャルワーカーは

  • 2022年1月17日

オミクロン株感染者の濃厚接触者に求めている宿泊施設や自宅での待機期間について、厚生労働省は、現在の14日間から10日間に短縮しました。医療従事者などのいわゆる「エッセンシャルワーカー」については、条件付きで6日間に短縮するなどとしています。待機期間の短縮に関する変更点の詳細などをまとめました。

待機期間の短縮 介護現場の受け止めは

東京・世田谷区にある特別養護老人ホーム「博水の郷」には、およそ90人が入所し、職員50人あまりが勤務しています。
現在は、職員が濃厚接触者と認定された場合、PCR検査で陰性となっても保健所の指示に従って14日間は出勤させないことにしていますが、濃厚接触者が増えた場合、人繰りが厳しくなると懸念していました。

田中美佐 施設長
「濃厚接触者が増え、14日間、2人や3人も職場からいなくなってしまうと職員1人あたりの負担が大きくなる。最初は人がいないから頑張ろうと思う職員でも日にちがたつにつれて疲弊してしまう。待機期間の短縮はありがたい」

待機期間 エッセンシャルワーカーはさらに短期も

オミクロン株に感染した人の濃厚接触者について、厚生労働省は、感染者に接触した日から14日間自宅や宿泊施設で待機するよう求めていますが、感染しても7日間から9日間でウイルスが排出されなくなると報告されていることなどから、14日付けで待機期間を10日間に短縮するよう自治体に通知しました。

さらに短縮される場合についての詳細は次の通りです。

いわゆる「エッセンシャルワーカー」が濃厚接触者になった場合は、感染者に接触した日から6日目にPCR検査か抗原定量検査で陰性となるか、6日目と7日目に、国内で承認されている抗原定性検査キットで連続して陰性と確認されれば待機を解除できるとしています。

この「エッセンシャルワーカー」に該当するかどうかは自治体が判断することになっています。

〇エッセンシャルワーカーの具体例
医療従事者・警察・消防
高齢者や障害者の生活に必要なサービスを提供する事業者
電気・ガス・水道などインフラに関わる事業者
食料品など生活必需品の供給に関わる人たち

具体例としては医療従事者や、警察・消防、高齢者や障害者の生活に必要なサービスを提供する事業者、さらに電気・ガス・水道などのインフラに関わる事業者、食料品など生活必需品の供給に関わる人たちなどを挙げています。

このうち医療従事者については、毎日、業務を始める前に検査を受けて陰性であれば、感染者に接触してから6日間がたっていなくても特例として医療現場で働くことを認めています。

感染者の入院期間や水際対策の待機期間も短縮

また、オミクロン株に感染した患者の入院期間についても、これまではワクチンを接種していない人は検査で2回続けて陰性になるまでとしていましたが、接種している人と同様に発症から10日間が経過した場合などは退院できるとしました。

このほか水際対策についても、入国した人に求めている自宅などでの待機期間を、これまでの14日間から10日間に短縮しています。

また、オミクロン株への置き換わりが進んでいる地域では、遺伝子解析をしなくても新型コロナウイルスの検査で陽性となった人はオミクロン株の感染者と見なすよう通知しました。新型コロナウイルスの感染者のうち、オミクロン株への感染が疑われる人の割合が7割以上に上っていることが目安で、1月9日の時点で、40の都府県が該当しているということです。

必要に応じ感染者・濃厚接触者の扱いを見直し

今回の対応について、厚生労働省は、オミクロン株は従来のウイルスと比べて潜伏期間が短いことなどから、待機期間を短縮しても、発症リスクは変わらないと説明しています。

厚生労働省は、引き続き、オミクロン株の特性に関する情報の収集や分析を急ぎ、必要に応じて感染者や濃厚接触者の扱いの見直しを検討するなどして、感染の拡大がこのまま続いたとしても、社会機能が維持できるようにしたい考えです。

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