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“コロナ第6波に入った 爆発的な感染拡大” 2日未満で2倍に

  • 2022年1月7日

新型コロナウイルスの新規感染者数が急拡大しています。
1週間平均で比較すると、全国の感染者数は1月に入って増加のペースが大幅に上がっています。
専門家は「全国的に感染拡大の第6波に入った。東京で5000人の倍となる感染者が出てもおかしくない。感染のピークを下げる対策、行動を取っていくことが大事だ」として、感染対策の徹底を呼びかけています。

東京・神奈川・埼玉・千葉でも感染急拡大

NHKは各地の自治体で発表された感染者数をもとに、1週間平均での新規感染者数の傾向について前の週と比較してまとめました。

全国では、12月9日までの1週間では前の週に比べて1.10倍、12月16日は1.12倍、12月23日は1.45倍、12月30日は1.60倍と徐々に増加していたのが、6日まででは4.86倍と、増加のペースが大幅に上がっています。

首都圏の1都3県でも、東京都を中心に1月に入ってから増加のペースが大幅に上がっています。
次のグラフは、前の週と比べたものです。

東京都
12月23日までの1週間は前の週に比べて1.40倍、12月30日は1.65倍、6日まででは4.48倍と拡大しています。1日当たりの新規感染者数は218人、直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は10.96人となっています。

神奈川県
12月23日までの1週間は前の週に比べて1.39倍、12月30日は1.16倍、6日まででは2.23倍となっていて、1日当たりの新規感染者数はおよそ56人となっています。

埼玉県
12月23日までの1週間は前の週に比べて1.04倍、12月30日は1.54倍、6日まででは4.42倍となっていて、1日当たりの新規感染者数はおよそ47人となっています。

千葉県
12月23日までの1週間は前の週に比べて1.04倍、12月30日は0.91倍、6日まででは6.02倍となっていて、1日当たりの新規感染者数はおよそ41人となっています。

2倍になるまで2日未満か

新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が拡大する中、沖縄県や東京都、大阪府では、累積の感染者数が2倍になるまでにかかる期間が2日未満と推定されていて、専門家は、今後の感染者の急増に速やかに対策を講じる必要があると指摘しています。

6日開かれた厚生労働省の専門家会合で、国立感染症研究所のグループが新型コロナウイルスの感染が広がる速さを示す指標の1つとして感染者数の累計が2倍になるまでにかかる期間、「倍加時間」の推定結果を示しました。
今月5日時点のデータをもとにした推定では直近1週間の「倍加時間」は次の通りです。

沖縄県:1.3日 大阪府:1.7日 東京都:1.9日

沖縄県では、東京都や大阪府よりも早い段階でオミクロン株への置き換わりが進んだ影響で、倍加時間が短くなっているとみられるということです。
倍加時間は感染状況によって変化しますが、イギリスなどからの報告でもデルタ株中心の流行に比べてオミクロン株では短くなっているということです。

国立感染症研究所 鈴木基感染症疫学センター長
「沖縄県の感染者数の急増が注目されているが、東京都、大阪府でもこれから1週間で急増する可能性が高い。オミクロン株はデルタ株よりも重症化リスクが低いとされるが感染者が増えれば、医療のひっ迫や社会活動への影響が大きくなる。速やかに対策を講じる必要がある」

専門家「第6波に入った ピーク下げる対策を」

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーで、東邦大学の舘田一博教授は、現在の感染状況について次のように指摘しています。

○爆発的な感染増加日本でも
1日、2日で1日の感染者数が倍になり、増幅していく感染が広島、山口、沖縄で見られている。それが全国のレベルでも見られていて、全国的に感染拡大の第6波に入ったということだと思う。これがオミクロン株による感染の広がりの速さで、欧米で見られているような爆発的な感染の増加が日本でも見られている状況だ。

○今後の見通し
これまでで最も厳しい状況となったのが感染拡大の第5波で、東京では1日に5000人を超える感染者数を経験した。感染力の強いオミクロン株が急激に広がっていることを考えると、東京で5000人の倍となる感染者が出てもおかしくない。
そういった危機意識を共有することで、感染のピークを下げる対策、行動を取っていくことが大事になる。今までの経験をしっかり生かし予防や治療の手段を効果的に使うことで、パニックにならないようにしながら、この波を乗り越えていかなければいけない。

○3連休で急激な増加さらに増幅リスク
成人式を含むこれからの3連休で急激な増加がさらに増幅するリスクが高まる可能性がある。ワクチンを打っていても油断せず、検査も行って感染のリスクを下げる。飲食を行う場合には少人数で、長時間にならず、換気の徹底したお店で大声を出さないなど、一人ひとりが感染対策に注意することが重要だ。

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