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水戸東照宮でスペインかぜ当時の版木か コロナ収束願いお札に

  • 2022年1月7日

水戸市の水戸東照宮で、偶然倉庫から見つかったお札の版木。版木には「疫病除」の文字が彫られ、裏側には「大正7年」の文字がありました。神社によりますと、当時、世界的に流行していた「スペインかぜ」が収まることを願って作られたものとみられているそうです。
神社では新型コロナウイルスの収束を願ってこの版木でお札を作り、初詣の人たちに配りました。

版木には「大正7年」の文字が…

版木が入っていたのは、水戸東照宮の倉庫にあった「長もち」と呼ばれる箱のなかでした。
10年前の東日本大震災では、灯篭や鳥居が壊れるなどの大きな被害を受けた水戸東照宮。
しかし、版木が入っていた長もちは被害を受けずにいたということです。

見つかった版木は縦およそ25センチ、横およそ15センチ。
版木は神事に使う大切なもののため、文字の部分は見せられないということで、文字の部分を紙で覆って、特別に撮影させてもらいました。文字の部分は「疫病除」などという文字が彫られているそうです。

裏側には「大正7年」の文字があります。このため神社では当時流行していた「スペインかぜ」の収束を願って作られたとみています。

“1日でも早くコロナが収まることを願って”

水戸東照宮では、この版木で新型コロナ収束を願うお札を365枚限定で新たに刷って、元日から初詣の人たちに配りました。

水戸東照宮 宮本章 宮司
「太平洋戦争の水戸空襲や東日本大震災があっても版木が失われることなく、この時期に見つかったのは意味のあることだと思います。1日でも早く新型コロナが収まることを願ってお札を作りました」

新たに刷られたお札は、1枚1枚手作業のため、今後追加で作る予定はないそうです。宮本宮司は「1日も早く新型コロナが収束して、お札を作らなくても済むようになってほしい」と話していました。

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