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オミクロン株 ワクチン接種の効果は?発症予防20週で10%程に

  • 2022年1月6日

新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人は80%弱に上りますが、各地で感染者が急増し、第6波となることが懸念されています。
オミクロン株に対するワクチンの効果はどうなっているのか?
3回目のブースター接種(追加接種)の動きと合わせて、現段階の情報をまとめました。

オミクロン株 ワクチン効果は

オミクロン株は、ワクチンを接種した人でも感染するケースが報告されています。
こちらは、イギリスの保健当局が示したデータです。

オミクロン株に対しては、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンで2回の接種から2週間から4週間後には発症を防ぐ効果が65~70%でしたが、20週を超えると10%程度に下がっていました。

一方、ファイザーのワクチンを2回接種した人が3回目にファイザーかモデルナの追加接種をすると、2週間から4週間後には発症を防ぐ効果は65%~75%に上がりました。
ただ、5週間から9週間後では55~70%に、10週を超えると40~50%に下がりました。

その一方で、重症化して入院するリスクを下げる効果は高くなっています。

ファイザーやモデルナ、それにアストラゼネカのワクチンを接種した人で分析すると、入院に至るのを防ぐ効果は次の通りです。

2回の接種後2週間~24週間:72%
25週超:52%
3回目の追加接種後2週以降:88%

練馬区で3回目のワクチン接種

新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐって、厚生労働省は、接種間隔を7か月に短縮した一般の高齢者について、医療従事者や高齢者施設の入所者などの接種が終わる見込みが立った自治体では、さらなる前倒しも認める方針を12月下旬に示しました。

これを受け、東京・練馬区は区内の高齢者施設の入所者などの接種が終わる見通しが立ったことから、当初、来月から予定していた一般の高齢者への接種を前倒しして6日から始めました。
対象となるのは去年6月の前半に2回目を接種したおよそ4000人で、会場の1つである石神井公園区民交流センターにはあらかじめ予約した人たちが訪れました。

男性(73)

オミクロン株もあって第6波が来たのかという不安の中できのう接種券が届き、すぐに予約が取れて接種できたので安心しました。3月に地元の岡山である母の法事に行けるかどうかは分かりませんが、まずは接種しないといけないと思いました。

女性(73)

市中感染と聞いて怖いなと思っていた中、多くのお客さんに接する仕事でもあるので3回目を接種できて安心しました。接種したからといって遠出をする予定はありませんが、マスクや消毒など今まで通りの対策をして生活したいと思います。

区では去年6月末までに2回目を接種したおよそ4万2000人の高齢者にも1月20日に接種券を送り、接種を進めたいとしています。
区によりますと、一般の高齢者の3回目接種開始は23区の中で練馬区がもっとも早いということです。

練馬区 前川燿男区長
「区内でもきのうから急に感染確認が増えていて、大きな危機感を持っている。手持ちのワクチンで予定を前倒ししたが、オミクロン株は感染力が高いとも言われているので、接種券が届いたらぜひ3回目も接種して欲しい」

一般の高齢者の3回目接種をめぐって、以下の区では、それぞれ前倒しして開始することにしています。

世田谷区:1月7日から
千代田区:1月11日から
江戸川区:1月14日から
大田区 :1月21日から
江東区 :1月23日から

専門家「2月には第5波上回る可能性」

東京都内でも感染者が急増し、2回接種を終えた人の感染確認も相次いでいます。3回目の接種を希望しても、受けられるまでは、まだ時間がかかります。
私たちは、どのような点に注意すればいいのか、感染症対策に詳しい国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授は次のように指摘しています。

国際医療福祉大 松本哲哉主任教授
「気候的な要因と合わせて、年末に人との接触が増えたことなどが数として表れているのではないか。“ことしは集まろう”という形で、年末は前の年に比べて宴会も多かったと思うし、“もう大丈夫だろう”という気の緩みも、増加につながっているのではないか。
オミクロン株は感染力が強く、2月には第5波を上回る感染者数になる可能性もある。一方で重症化しやすいデルタ株の感染も止まっているわけではないため、無視できる状況ではなく、両にらみでの対応が必要だ。
これまでと感染対策が変わるわけではないので、マスクや換気の徹底など、緩んでいるところを、もう一度見直して行うことが重要だ。
感染者が増加傾向にあることは間違いないので、さらに増加してパニックにならないよう、今のうちから想定して家庭や職場で準備をすることが大事だ」

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