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年末年始コロナ感染増 東京都や神奈川県などオミクロン株市中感染

  • 2022年1月4日

東京都内では、この年末年始に新型コロナウイルスの感染確認が増加し、3日は100人を上回り、4日は151人と増加のスピードがあがっています。感染状況や感染経路、それに東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のオミクロン株の感染状況についてまとめました。

年末年始に増加のスピード上昇

年末年始の都内の感染状況はどうだったのか。
12月29日から、3日までの推移を見てみます。
12月29日の感染確認は76人。1日の感染確認が50人を下回る日が、73日連続で止まりました。
30日は64人、31日の大みそかは先月・12月では最も多い78人。いずれも50人を上回り、前の週の同じ曜日の2倍近くになりました。

年明けはさらに増加し、1日・元日は79人、おととい2日は84人、そして3日は103人で、去年10月8日以来、100人を上回り、1週間前の月曜日の3倍近くになりました。

そして、4日は151人と1週間前の火曜日より105人多く、およそ3.3倍に増えました。

小池知事
「都内では100人を超える新規感染者が確認され、デルタ株と比べて伝ぱ性が高いとされるオミクロン株も、年末年始で急激に拡大している。新たな危機に対して、これまで培ってきた知見と経験の真価が問われている。先手先手で対策していきましょう」

感染経路は家庭内が半数超

感染経路では家庭内が目立ちました。

3日までの年末年始の6日間に感染が確認された484人のうち、感染経路が分かっている人は36.2%にあたる175人でした。

感染経路
家庭内:57.7%
職場内:12.0%
会食:9.1%
施設内:7.4%など

オミクロン株 市中感染各地で

新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株の感染確認も増えています。

東京都内
都内では、12月16日に初めてオミクロン株の感染が確認されました。
その後、28日までのおよそ2週間で13人だったのに対し、年末年始は12月30日に9人、3日は25人の感染がわかりました。
また、このうち感染経路がわからず、市中感染とみられる人は、28日までは1人だったのに対し、年末年始は30日と3日であわせて12人と一気に増えました。

都の担当者
「クリスマスが終わったころからオミクロン株の疑いのある人が増えている。年末年始で急激にオミクロン株が拡大している可能性がある」

神奈川県内
3日までにオミクロン株への感染が確認されたのは、いずれも神奈川県内に住む10歳未満から60代までの8人です。
このうち20代の男性1人は、最近海外に行っておらず、感染経路が分からないことから、県は3日、神奈川県で初めての市中感染だと発表しました。
この男性と12月末に一緒に食事をした知人も新型コロナに感染したことが分かっていて、県はオミクロン株かどうか、ゲノム解析を進めています。

埼玉県内
3日までに20代から50代までの男女3人がオミクロン株への感染が確認されています。
このうち、40代と50代の男性2人は海外への渡航歴があるということです。
一方、20代の女性は海外への渡航歴はないものの都内で会食などをしていることから、埼玉県は「都内で感染した可能性がある」とみて感染経路などを調べています。

千葉県内
3日までに20代から60代までの男女9人がオミクロン株への感染が確認されています。
このうち男女7人は、いずれも最近海外に渡航歴があり同じ飛行機の中にオミクロン株に感染した人がいたことから県は感染経路を特定しているとしています。
一方、女性2人については、最近海外に行っておらず、感染経路が分からないため県は市中感染とみられるとしています。
千葉県は1月1日から新型コロナの感染状況のレベルを1から2に移行し、病床数をおよそ500床増やして、1464床確保することにしています。

医療提供体制 今は通常の医療との両立可

東京都内の医療提供体制は、どうなっているのでしょうか。

最大で6919床を確保できる都内の病床の使用率は、3日時点で3.5%です。病床がひっ迫していた第3波の去年1月は、今とは計算方法が違いますが、使用率が80%台で推移していました。

重症の患者は、去年の年明けには100人を超えていたのに対し、ことしは3日時点で1人です。
都の専門家は、今は、通常の医療との両立が安定的に可能な状況だと分析していますが、オミクロン株の感染拡大の状況によっては病床がひっ迫するおそれがあるとしています。

東京大神宮でクラスター

東京 千代田区によりますと、12月31日に東京大神宮の職員1人の感染が確認された後、1日と2日も職員の感染確認が相次いで合わせて11人が感染し、区はクラスターが発生したと発表しました。
東京大神宮では、一般参拝や祈とうで、マスクを着用して対応し、お守りやお札の手渡しなどの対応も屋外で行われていたことなどから千代田区保健所では参拝客などの中に濃厚接触者は認められなかったとしています。

クラスターの発生を受けて、東京大神宮は3日から1月16日まで初詣の一般参拝などを中止する対応をとりました。
東京大神宮は縁結びに御利益があるとして有名でコロナ禍以前は三が日の初詣に毎年およそ4万5千人が訪れ、ことしも元日と2日、大勢の人が訪れていたということです。

専門家「今週から来週 さらに増加可能性」

現在の感染状況について、新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーで、東邦大学の舘田一博教授は次のように指摘しています。

東邦大学 舘田一博教授
○今後の状況
「年末年始は人の動きが激しく、飲酒の機会も増え、感染者数が増えることが予想されていたが、1月3日の時点で東京で3か月ぶりに100人を超える感染者数となったことで、非常に注意しなければいけない状態が見えてきた。接種から時間がたって、ワクチンの効果が弱くなっていることに加えてオミクロン株の広がりもあり、感染が下がる要因がなかなか見つからない。今週から来週にかけて、さらに感染者数の増加が見えてくる可能性がある」

○オミクロン株について
「東京都の3日の発表では、4分の1がオミクロン株で、各地でも市中感染が起きているとから、2月には国内のウイルスがすべてオミクロン株に置き換わる可能性もある。オミクロン株はデルタ株に比べ重症化する人が少ないという指摘もあるが、感染力は3倍から4倍高いという報告がある。感染者が爆発的に増えると一定の割合で入院する人や重症化する人が出てくるので、医療のひっ迫につながることに注意しなければならない」

○求められる対策は
「オミクロン株に対しても、変わらず基本的な感染対策を徹底することに尽きる。密を避けるとともに、マスクを適切に使うこと、冬であっても換気を心がけることが重要だ。飲食の場での感染の広がりも注意すべきで、大人数や長時間での会食は避けるべきだ」

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