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東京オリンピック開幕まで3か月 小池知事「まずはコロナを抑え込んで」

  • 2021年4月23日

東京オリンピックの開幕まで、23日であと3か月ですが、緊急事態宣言が出される見通しの中、機運の醸成をどう進めるのかが課題となっています。東京都の小池知事は緊急事態宣言が出ることによる大会への影響について、「まずはコロナを抑え込んでふさわしい状況にしていきたい」と話しています。

課題は機運の醸成をどう進めるか

開催都市である東京都が、都内の観光名所にモニュメントを設置したり、駅や商店街を装飾したりするなど、大会を盛り上げる取り組みを進める中、都内では変異ウイルスが急増し、3回目となる緊急事態宣言が出される見通しです。

不要不急の外出自粛が強く呼びかけられる中、4月14日に都庁で披露された大会マスコットの像は、一般への公開を取りやめています。
また、大会を盛り上げる役割を担う聖火リレーは、感染の拡大を受けて、大阪府や松山市では公道を走る予定だった計画が変更されました。

都内でのリレーは7月に始まる予定ですが、都は、感染状況の悪化が見られた場合にどのように対応するか検討しています。

開幕まで、あと3か月となった東京オリンピック。感染の急拡大が懸念される中、大会に向けた機運醸成の取り組みをどのように進めていくかが課題となっています。

小池知事「コロナを抑え込んでふさわしい状況に」

東京オリンピックの開幕まであと3か月となるなか、東京都の小池知事は、緊急事態宣言が出ることによる大会への影響について、「ほかの国と比べると日本全体の感染者の数はまだまだ低い状況だが、『緊急事態宣言』というのはかなりきつい響きだ」と述べました。そのうえで、「変異株がこれからますます増えるであろう首都圏においていま、しっかりと抑え込でいくことが重要だ。都民、事業者の皆さんの協力と理解とともに、まずはコロナを抑え込んでふさわしい状況にしていきたい」と述べ、大会開催に向けて感染拡大の抑え込みに取り組む考えを示しました。

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