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企画ニュース

現代の「叱り方、叱られ方」事情は!? 12月4日

きのう発表された「新語・流行語大賞」トップテンの中にこの言葉がありました。

『ボーッと生きてんじゃねーよ!』

5歳児の「チコちゃん」が叱る、きつーい言葉。何が皆さんを引き付けるんでしょうか?

 

街の人は「頑固オヤジもいなくなってきましたし、だから逆に、ああいうのが受けるんじゃないかな」 「叱られると、すかっとするんじゃないですかね。そのときはへこむけれども」と話していました。

5歳児の「チコちゃん」に叱られてしまうと「確かに何も考えてなかったかも」と思えてしまうのが不思議でもあります。

皆さんは最近、叱られていますか?

 

東京・新橋で聞きます。皆さん、最近叱ったり叱られたりしていますか?

 

男性は「いつも叱られてます」

いちばん最近は、いつですか?と聞くと、「きょうの朝です。朝に来るべき時間に来られなくて」

そばにいた会社の先輩は、「電車が遅れるって言って遅刻してきたんで。そんなの見越して早く来いよ、みたいな」

男性「言っちゃいけないことをちょっと外部に漏らしたようなことで、かなりお叱りを、上司から。涙を流してしまいましたね」

女性「期待は多分あるからこそ、叱られるんだろうなと思います。私、多分熱いので、怒るときは結構ずっと離さないぐらい」

 

一方で、叱りたくてもなかなか叱れないという人も。

「叱り方がちょっとよく分からない」とか「今、ほら、ちょっとあれするとパワハラだとかいうふうに言われますもんで」さらには、「『叱る』っていう言葉というのが、今、だんだん組織の中でも死語になりつつあるんじゃないでしょうかね」という反応も聞こえてきました。

何だか叱るほうも、叱られる方も、すっきりしていないようですが。

では、どうしたらいいのでしょうか。そのヒントになりそうな調査結果があります。

 

管理職は、部下を叱ることが「育成につながる」と考えているのに対し、一般の社員は6割が叱られると「やる気を失う」と回答しました。

叱る上司の考えと叱られる部下の受け取め方に隔たりがあるケースが多いのです。

 

効果的な叱り方、叱られ方を教えていただきます。効果的な話し方を研究し、ビジネス研修などで講師をしている「話力総合研究所」の秋田義一さんです。

まずはだめな叱り方。

「何やってんですか、あんた。え?視聴率全然上がってないじゃないか。こんなことでどうすんだ!」

「まあ。その場その場で・・・」と答えようとすると、「だめなんだ、それが。気持ちが足りないんだよ、気持ちが!」

相手の話を途中で遮って、一方的に怒りをぶつけます。

すると、言ってることが全然頭に入らず、反発心という思いが、一気に増幅する時間になりました。

 

では、よい叱り方はどうなのか。今度は、「話力総合研究所」の横谷和沙さん。

「田所さんを信頼してますから、私も言うんですけれども。田所さんの弱点というのはね、やっぱり、報告してくれないっていうところなんですね。これから田所さんはどんどん力を付けていってくれるには弱点になるかなと思って、あえて、言わせていただきましたけれども。よろしくお願いしますね」

あなたのことを信頼しているんだけど、『ちょっといい?』っていうふうにワンクッションの言葉があったので、そこにちょっと、こちらも緊張の糸が一瞬ほぐれて、聞く耳がさらに傾くような感覚になりました。

 

一方、叱られ方にも、「こつ」があるといいます。

秋田さんは「『だって、でも、どうせ』こういう言葉は出さない、ぐっとこらえて受け止める。この気持ちが大切だと思います。出来うることなら感謝の気持ちで。本当にですね、叱ってくれる人というのはありがたいですよね」と指摘しています。

 

ただ、本当に大切なのは、こうしたテクニックではないようです。

秋田さんは「日頃は信頼関係、人間関係の基盤づくりが大事なんです。そして相手を認める、いつも見てるよと。それから、いい行動、いい成果が上がったら言葉に出して褒めるということが大事なんです。これによって確固たる基盤を作る、いざというときに叱る。この繰り返しですね。『7つ褒めて3つ叱れ』と言うんです。五分五分じゃダメなんです」と強調していました。

 

この話、職場だけにとどまらないんじゃないでしょうか。

叱るときにポイントになるのは、相手を改善しようという目的を忘れてはいけないという話しもありました。