首都圏ネットワーク

6月27日放送
続々参入! VR技術でビジネスチャンスをつかめ!

映像取材部 早川 きよ
映像取材部
早川 きよ
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先週、都内で開かれた最新の映像技術を紹介する展示会。
30分待ちの行列の先にあったのは、今話題のバーチャルリアリティー、「VR」のブースです。
専用の器具を装着すると、身の周り360度すべて仮想空間の映像に包まれます。
視線や体の向きも自由に変えられ、まるでその世界に入り込んだ感覚が楽しめます。
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こちらは工事現場の危険性を体感するVR。
高さ12メートルからの落下を疑似体験し、安全作業の教育を行うのが狙いです。
フィットネスやリハビリ、そして車の内装のシミュレーションなど、多くの分野で活用されようとしています。

いち早くビジネスチャンスをつかもうと、さまざまな企業が参入する中、実際にVR技術を使ったサービスが本格的に始まっています。
都内にあるインターネットカフェです。
こちらの店舗では、去年から一部のブースをVR専用席に入れ替えています。
ゲームに登場するのは戦国時代の武将。
あたかもその場にいるようなイケメンのキャラクターと、疑似恋愛が体験できます。
導入以来、VRを目当てに来店する客は徐々に増加。
このVRゲームをネットカフェに卸している会社では、今こうしたゲームをさまざまな店舗に展開しています。
株式会社テクノブラッドVR事業部デイレクターの栗原俊幸さんは「VRで新しいお客さんをインターネットカフェにたくさん送り込むというか、来ていただけるというのが、我々にとってはチャンスかな」と話しています。
ソフトを開発する会社も、VRに続々と参入しています。
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これまで企業向けのソフトウェア開発などを手がけてきたこの会社は、2年前、VR事業を立ち上げました。
ことし初めて開発したVRソフトを、市場に送り出そうとしています。
今開発しているのは、ネットカフェ用のゲーム。
チェスのような駒を使った対戦型のボードゲームです。
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つけた人の視線を感知するタイプのゴーグルをつけると、キャラクターが同じ動きをします。
これまでなかった対戦相手の視線を感じながらプレイできるのが特徴です。
ことしの秋には、全国で最大300店舗のネットカフェで導入される見込みです。
株式会社南国ソフトの秦勝敏ゲーム事業部長は「ほかのところでは作れないような、魅力的なコンセプトを持ったVRコンテンツを作る必要がありまして、非常に我々としては可能性を感じている」と話しています。
盛り上がりをみせるVR業界。
しかし、課題もあります。
VRの開発には高度な技術が必要なため、需要が増えたときに、コンテンツを作れる人材が不足するとみられているのです。
こうした中、VRに精通するエンジニアを育てようという動きも出ています。
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都内のビルの一室で開かれた勉強会。
週1回、3か月、VRの開発技術を専門家から学べる塾です。
講師のVRエンジニアは、生徒に「僕の中では少なくともVR×ネットワークは、継続性を伴ったビジネスになる」とPRしていました。
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今回、受講料は無料。
VR開発に携わる企業が、優秀な人材を育て業界の裾野を広げようと始めました。
20代の大学生から40代の会社員まで、VR業界での就職や起業を目指す17人が通っています。
塾の最終日。
塾生たちが、企業のVR部門担当者を前に、3か月の集大成となるVRソフトを発表しました。
こちらの作品は、馬に乗って街中を走り抜けるものです。
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乗馬マシーンとゴーグルの中の映像が連動。
馬の背の揺れをリアルに感じられます。
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体験した人は「なるほど、なるほど。まさに馬に乗っていました」と興奮した様子で、塾生は「いろんな企業が、エンジニアを求職とか欲しがっている面があるので、3か月で作品をつくることができたのが非常に大きい」と、ほっとした表情でした。
企業のVR担当者は「こういうところで学んできた方が、すぐに実戦で活躍できるということになると、VR業界は盛り上がってくると思いますし、非常にいい取り組みだと思います」と期待を寄せています。
ビジネスチャンスを求め、熱を帯びるVR業界。
今回のブームが新たなマーケットの開拓につながるか、注目されます。

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