群馬･渋川市の事例で学ぶ 特殊詐欺の対策と手口「盗難防止用キャッシュカードに変更」に注意【動画掲載1分46秒】

10月、群馬県渋川市に住む80代の女性の自宅に市役所の職員を名乗る男から電話があり、「還付金がありますがまもなく締め切りなのできょう直接振り込みます」などと言われました。

続けて、金融機関の職員だという別の男からも「還付金の手続きをした」と電話があり、お金を引き出すためとしてこう言われました。

「盗難防止用のキャッシュカードに変更する必要があります」

女性の自宅にはその後、金融機関の職員を名乗る男が訪れたということで、話を信じていた女性は求めに応じて家族のものもあわせてキャッシュカードを6枚渡してしまいました。
女性は電話の際に暗証番号も教えていたということでおよそ28万円をだまし取られました。

皆さんへのお願いです。「盗難防止用キャッシュカードに変更」に注意。

詐欺グループはあなたのキャッシュカードと暗証番号を入手するため、さまざまなうそを言ってきます。
「盗難防止用に交換」というのもうその1つです。
大切なキャッシュカードを見ず知らずの人には絶対に渡さないでください。
暗証番号も教えないでください。また還付金をかたる電話は典型的な詐欺の手口です。
このことばが出たら詐欺を疑って、警察や家族に相談してください。