詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
実際にあった手口をお伝えします。
今回のテーマは、「“急いでいるので早くしてほしい”に注意!」です。
3月、埼玉県蕨市に住む60代の女性の自宅に市役所の職員を名乗る男から電話がかかってきて「介護保険料を払いすぎているので払い戻しがあります」と言われました。
さらに、男はこう言いました。
「払い戻しの期間は先月で終わっています。市役所としても急いでいるので、早くしてもらいたい」。
催促された女性は男に言われるがまま自宅近くのATMに向かいます。
そして、コールセンターの職員を名乗る男から指示されたとおり、ATMを操作し、指定された口座に現金およそ35万円を振り込んでしまいました。
みなさんへのお願いです。「“急いでいるので早くしてほしい”に注意!」
詐欺グループは、「期限が過ぎているから急いでほしい」などと言って、あなたが冷静に判断できないようにしてきます。
還付金の手続きでATMを操作することは絶対にありません。せかされても応じず、いったん電話を切って周りや警察に相談しましょう。