詐欺：“以前から知る連絡先に電話を！”

12月、埼玉県狭山市に住む70代の男性の自宅に長男を名乗る男から「熱が出て、コロナに感染したかもしれない」と電話がかかってきました。
翌日にも「これから病院に行く。検査の結果がわかったらまた連絡する」などと電話がありました。

いったんは長男だと信じた男性と妻。
その後、体調を案じて、以前から知っている長男の連絡先に電話をしたところ「連絡はしていない」と言われたということです。

詐欺の電話かもしれないと気づいた夫婦は警察に相談し、捜査に協力することにしました。

そこに再びかかってきた長男を装う男からの電話。「不倫相手を妊娠させたので示談金として80万円が必要になった」などと金銭を要求する内容でした。

男性が警察と連携してださまれたふりをして指定された駅に向かうと、現金を受け取りに男があらわれ、警戒していた警察官にその場で逮捕されました。

今回のポイントはこちら。「“以前から知る連絡先に電話を！”」です。

今回、夫婦はいったんは電話を長男からのものだと信じ込んでしまいました。
しかし、以前から知っていた長男の連絡先に電話したことで詐欺を見破ることができました。
現金などを要求する不審な電話がかかってきたら、以前から知っている家族の連絡先に電話して詐欺を見破りましょう。