詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
今回のテーマは「“カードを封筒に入れて”は詐欺のサイン!」です。
ことし9月、宇都宮市に住む80代の女性の自宅に、市役所の職員を名乗る男から「保険金の払戻の手続きを案内します」と電話がありました。
さらに、銀行員を名乗る男からも電話があり、「払戻金を振り込むので暗証番号を教えてほしい。職員を自宅に向かわせる」と言われ、女性は暗証番号を伝えてしまいました。
まもなく自宅に銀行員を名乗る若い男が訪ねてきて、「キャッシュカードが古いので新しくする。交換するので封筒に入れる」と言われた女性。以前にテレビのニュースなどで見た詐欺の手口を思い出して不審に思い、確認しました。
すると、男はその場から逃げましたが、通報を受けて捜査した警察が、11月末、16歳の男子高校生を逮捕しました。特殊詐欺のいわゆる「受け子」とみられています。
皆さんへのお願いです。「“カードを封筒に入れて”は詐欺のサイン!」
今回のケースでは、女性がカードを封筒に入れるという具体的な手口を知っていたため被害を防ぐことができました。
いざという時に被害に遭わないようさまざまな詐欺の手口を知っておいてください。