詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“コロナで取りに行けない”に注意!」です。
さいたま市浦和区に住む70代の女性の自宅に、孫を名乗る男から「もうかった仮想通貨を現金化するのに税金がかかる。お金を貸してくれないか」という電話がありました。
男は「コロナがうつってしまうから自分は取りに行けない。代わりに金融機関の職員が行く」と伝えてきたといい、話を信じた女性は現金とキャッシュカードを渡すことを約束したうえで暗証番号を教えてしまいました。
その後金融機関の職員を装った男が訪れると女性は現金やキャッシュカードを渡してしまい、あわせて500万円あまりをだまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです。「“コロナで取りに行けない”に注意!」
詐欺グループは、新型コロナの感染防止などを理由に、別人にカードや現金を渡すように指示してきます。これは身内をかたっているのがばれないようにするための手口です。相手が身内を名乗っても電話でお金を要求されたらいったん電話を切り、本人に直接確認するとともに警察などに相談してください。