詐欺：詐欺の手口を知って被害防止

3月、神奈川県海老名市に住む高齢の女性の自宅に、保健所の職員などを名乗る人物から「還付金があるのでＡＴＭに向かってほしい」といった電話がありました。

信じた女性はＡＴＭに向かい、通りがかった中学2年の男子生徒に「ＡＴＭの場所はどこか」と尋ねました。女性が急いでいるのを不審に思い男子生徒が理由を聞くと、女性は「保健所に余計にお金を振り込んでしまい、還付金があると電話があった」と話しました。

「還付金がある」という電話は、ＡＴＭを操作させて預金をだまし取る、特殊詐欺の手口だと、すぐに気づいた男子生徒。女性を説得して近くの交番に連れて行き、詐欺を防いだということです。

「詐欺の手口を知って被害防止」

今回、詐欺を防いだ男子生徒は、高齢の祖母が近くに住んでいて、これまでも特殊詐欺について話す機会があったことから、手口を知っていたということです。日ごろから家族や身近な人と詐欺の手口について話をして共有し、地域全体で被害を防いでいきましょう。