詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“もっと大きい封筒を持ってきて”に注意!」です。
千葉県習志野市に住む80代の女性の自宅に警察官を名乗る男から「あなたの口座から現金が不正に引き出されています」と電話がありました。
すると財務局を名乗る女に代わり「今回の被害はお金が戻ってくるので、キャッシュカードと暗証番号を書いた紙を封筒に入れておいてください」と言うのです。
しばらくすると財務局の職員を名乗る男が自宅を訪れ、こう言いました。
「封筒は二重にしないといけないので、もっと大きい封筒を持ってきてください」。
このとき女性は、カードが入った封筒を玄関に置いたまま家の中に戻ってしまったため、その隙に別の封筒とすり替えられて150万円が引き出されてしまったということです。
皆さんへのお願いです。「“もっと大きい封筒を持ってきて”に注意!」
キャッシュカードを封筒に入れさせたあと、偽物のカードが入った封筒とすり替える手口は相次いでいて、中には「印鑑を取ってきて」と言ってその場を離れさせるケースもあります。キャッシュカードを封筒に入れるよう言われた時点でそれは詐欺です。すぐに家族や警察に相談してください。