詐欺：電話の最中にやってくる“受け子”に注意！

10月、埼玉県蕨市に住む80代の女性の自宅に市役所の職員を名乗る男から電話がありました。
男は「還付金があります。封筒を送ったのですが、届いていませんか」と話すので、女性は心当たりがないことを伝えました。

すると今度は「封筒を再発行するので通帳とキャッシュカードを用意してください。市の職員が取りに行きます。入金に必要な暗証番号も教えてください」と言われ、話を信じた女性は暗証番号を教えてしまいました。

そのまま話を聞いていると、電話の最中に自宅のチャイムが鳴り、市の職員を名乗る男が尋ねてきたといいます。
女性は市の職員と信じ込み、自分と夫の通帳とキャッシュカードを男に渡してしまい口座からは現金が引き出されてしまいました。

皆さんへのお願いです。「電話の最中にやってくる“受け子”に注意！」

警察は、詐欺グループが女性が電話を切って誰かに相談しないように、電話を長引かせたうえ近くに待機させていた「受け子」を急いで向かわせたとみています。お金やカードに関する電話を受けている間に、その関係者を名乗る人物が自宅を訪れてきたら、それは「受け子」の疑いが濃厚です。お金やカードは渡さずに、まずは電話を切って、警察に電話をしてください。