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時代をひらく 本当の “自分らしさ” 探して・はるな愛さん

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まちの未来
ともに生きる
ひるまえほっと
2018年3月7日

左から武内陶子アナウンサー、千葉絵里菜リポーター

(武内アナウンサー)
誰もが暮らしやすい社会になることを目指して、自ら時代を切り開いてきた方々たちにインタビューすることで、2020年へのヒントを探ります。聞き手はリポーターの千葉絵里菜さんです。千葉さんは北海道の出身で、NHKの障害者キャスター・リポーターの公募で5か月前に選ばれました。千葉さんは自らの障害のこともたくさんの人に知ってほしいと思っているんですね?

(千葉リポーター)
はい。私は脳性まひという障害がありますが、健常者・障害者関係なく社会生活が送れるということを知ってほしいですし、伝えていきたいです。今回は、はるな愛さんに、性同一性障害に向き合い自分らしい生き方をどう見つけたか、お話を聞いてきました。

■自分のために“女性として”生きたい

千葉:よろしくお願いします。すごいきれい。
はるなさん:ほんとに?ちょっとメイクに時間かかっちゃった。

千葉:子どもの頃に思っていた夢は?
はるなさん:子どもの頃に思っていた夢はやっぱりまず、女性として生きたかったということと、アイドル歌手、女性のアイドル歌手になりたかった。

♪Yeah めっちゃホリデー♪

現在、多くの番組に出演するはるなさん。この芸で、お茶の間の人気者になりました。
小学生の頃、女性になりたい気持ちが芽生え、男性として生きることに違和感を感じるようになったといいます。

はるなさん:中学校に入ったときに親が「男らしくしなさい、じゃないといじめられるよ」って。親ってすごい私のこと男らしくなりなさいって。絶対に治るみたいな。治るものやみたいなことを思っていたし。

女性になりたいという気持ちを隠して過ごした学生時代。いじめを受けることもありました。自分らしい生き方とは何か、はるなさんは悩み続けたといいます。

はるなさん:こんな悩みの多い自分のなかで、すごいコンプレックスも抱えながら、いじめっていうのも来て。私の人生ってなんやろって思って。そのときにこれからの人生「男で生きるか」「女で生きるか」なんですよ私のなかでも。そういう究極まで追い込まれて。自分のために生きるかが「女で生きる」って方なんですよ。親のための人生、親のために生きるかというのが「男の人生」。親のために偽って男として生きて、順番的に親が亡くなるじゃないですか。そのときに親を責めるんじゃないかなと思って。後悔という文字が浮かんだので。あっ、もうそれよりもやっぱり自分のために生きてみようって。

■転機はドラマのニューハーフ役

高校中退後、手術を受け女性の体になったはるなさん。夢だったアイドルを目指し24歳のときに上京します。

はるなさん:女の子として生きたい。これこそ私が夢みてた女の子としてタレントとして成功できたら本当の女の子のアイドルになれると思って。もう大阪は過去。(本名である)大西賢示と一緒に過去で。ここからはもう「はるな愛」という女性でやろうと思ったんです。

しかし、上京してもほとんど仕事はありませんでした。そんなとき転機になったのは、ドラマでニューハーフ役をやってみないかという誘いでした。

はるなさん:ドラマでね、女の子の役に見えて、ホストクラブに来る女の子のお客さんだったんです。かわいいねーみたいな。で、「手もきれいだね」って言ったら私が「そ~う?手だけは男なの~」みたいなオチ。言ったときにすごいみんな笑ってくれて、制作の人たちがみんなおもしろいみたいな。そのときに何かすごい楽、気が楽になって、でまた次の仕事呼んでもらったりして。必要とされているって。その喜びの方がすごく(悩みに)勝ったんですよね。

■今も大西賢示とともに

その後、次々に仕事が決まり、人気タレントに。今では男性として生きた過去を自分らしさの原点だと思えるようになりました。今も戸籍は変えず大西賢示。そして男性のままです。

千葉:(本名の)大西賢示っていう名前はなくてはならない存在?

はるなさん:絶対です。私は今、大西賢示がこのなかにいるので。ふたりでなんか生きている感じもあるし。やっぱり今まですごくつらい思いをした大西賢示時代がベースであるから。「お前、大西賢示やんけ。おっさん!」とか言っていじられるのって実はすごくうれしいんです、私。「おっさんちゃうわ!」とか「誰がや!」って言って男の声出すのって今まで私がちっちゃいときには嫌な部分だったけど、でもそれでも楽しんでもらいたくて。
千葉:生まれ変わっても?
はるなさん:うん。もう一度。そうですね。はるな愛っていう生き方をしてみたいと思う。

■人それぞれが自分らしく生きるには

最近、はるなさんは若い人に向けて自身の経験を話しています。人それぞれの自分らしさがあることを知ってほしいと考えているからです。

「今ここに暮らすこの時代に暮らすみんな自分とは違う人間だから。仲良くなりたい、人と助け合って生きていくのが人生だから。みんなそれは絶対に心がけて生きてもらいたいと思います」

誰もが自分らしく生きるにはどうしたらいいか。はるなさんに大切にしたい言葉を書いてもらいました。

はるなさん:人を知る、それが自分の広がり。喜びとか幸せでもあるし、やっぱり海外の人もそうだしいろんな方が来るときに知って、しゃべれないけど何かこの知ろうとする気持ちって伝わるし。それはもう2020年を越えてもそうだし。隣とか周りにいる人が障害がある人とか、男なのに女になりたい人とか。これからどんどんどんどん世界の人とかもそうだし、いろんな人が来るので。そんなときにやっぱり知ろうって思う心ってやっぱり豊かに、人生を豊かにすると思うんですよね。

はるなさん:はるな愛って書いて、大西賢示。大西賢示の言葉でもあるので書きました。
千葉:すごく深いです。

(武内アナウンサー)
千葉さんはどんな風にこの言葉を受け取りましたか?

(千葉リポーター)
やはり人を知ることはとても大事なことだと思いました。私も障害を持っていて「どんな障害なの?」とフランクに聞かれた方がうれしいので、すごく共感できました。

(武内アナウンサー)
知ってもらうということが次の一歩につながるということでしょうかね。たくさんの人に声をかけてほしいですね。

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