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キャンプ場で仕事!? 野外オフィス

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2017年10月26日

いま注目の新しい働き方、キャンプと仕事を合わせた「野外オフィス」についてお伝えします。もちろんレジャーとしてのキャンプもとても魅力的ですが、キャンプ場で仕事をすることで、企業にもさまざまなメリットがあるんです。野外オフィスの魅力を探ってきました。

■森の中のキャンプ場でパソコン片手に仕事を

キャンプ場に来ています。森の中なんですが、ここでパソコンを片手に仕事している人たちがいます。

アウトドアで働く「野外オフィス」です。 この日は、成田市のキャンプ場で体験イベントが開かれ、東京都内の企業を中心に、40社90人が集まりました。

Q:ふだんはお仕事は何を?
「営業職です」
「私も営業職です」
「初めてじゃないかな。こんな格好で仕事しているの」
「ここでもネットがつながれば仕事ができるので、ある意味雑音が少ないところで仕事がはかどるんじゃないか。本当に必要な情報しか入ってこないんで、こういう環境だといいかなと思います」

■部屋にこもる作業に疲れを感じたことがきっかけに

イベントを企画したのは、インターネット動画などを制作する会社です。代表の酒井智啓さんです。

部屋にこもる映像の編集作業に疲れを感じた酒井さんは、大好きなアウトドアで仕事をしてみようと思いつき、5年前に野外オフィスを始めました。

酒井さん
「室内にいるときと屋外では空気も違うし、自然の環境で体がリラックスするんです。不思議ですけど、難しい顔で仕事をしているときも、外に出てくると穏やかな表情になる。発想力、アイデア、コミュニケーションだったりをリセットするような効果がすごくあると思います」

社内行事として始めたこの取り組み。SNSで公開したところ、多くの会社から取り入れたいという声が寄せられました。

■環境を変えることで逆に効率化がはかれる

そのうちの1つ。VR(バーチャルリアリティー)の制作会社の社員です。こちらの男性は、企業PRの新しい映像を作る企画に行き詰まっていました。

「会社でやっているとマンネリ。環境がいつもと同じで時間がかかったり、思い悩み始めるとそのままずっとうーんってなっちゃうんですけど」

キャンプ場での自由な人の動きや服装などを見ているときに、映像の動かし方のアイデアがふと浮かんだといいます。

「すごくはかどりました。どうしようか悩んでいた部分に、いいアイデアが出たんで、それをまとめてお送りしようかな。結構集中して仕事ができて、効率よくできたなって、いまのところ思っています」

会議もキャンプ場からインターネットで参加。意見交換が活発になり、いつもの半分以下の時間で終わりました。

「環境を変えることで逆に効率化がはかれるっていうのは、ここに来て実際にやってみて、できるんじゃないかとヒントになったと思います」

■共同作業が必須のキャンプ場、意見交換の機会に

こちらは企業の採用を支援する会社のメンバー。それぞれが別の企業を担当しているため、ふだんは集まって話すことはほとんどないといいます。

「これ、こうってことやろ?」
「こうなっているから・・・」
Q:テント組み立てるのは初めて?
「なかなか難しい」
「いま行き詰まっています」

Q:ピカピカですけど、新しい?
「全部新調しました!」

Q:それだけ投資をしてもやろうって、なんで思ったんですか?
「ふだんそういう機会がないので。みんなで外に出て、全部作って食べてみたいな機会はないじゃないですか。だからそういうことをチャレンジしてみてもいいかなって」

共同作業が必須となるキャンプ場で働くことで、意見交換の機会を持ちたいと参加しました。

人材を採用するプログラムを企業にどう売り込むか、みんなの意見を聞きました。

「私たちに入ってもらうことの違いが、よりいい人材ですよ、というのがわかりにくい。営業としてはしにくい」

依頼してくる企業の規模に応じた、よりきめ細かい採用ノウハウを提供できないか話し合いました。

「こういうメンバーでディスカッションするのは初めて。それがそもそも新しい。開放感があるので言いたいこと言える感じがあります」
「やりたいことが見つかって、一致団結してそこに向かっていくという感じになると思う。そういう時間をあえてとれる環境はいいかも」

「週1くらいがいいかも」
「週1!?仕事せいや!」
「仕事です!」
「そうだった!ははははは!」

40社が参加したこのイベント。キャンプ場の環境は、企業同士の交流も深めやすく、新しい事業が生まれるきっかけにもなるといいます。

酒井さん
「シンプルに仕事は楽しい。仕事は仲間がいて、新しいものを作り上げる作業だと思う。そこをもう少し自分の思っているものを形にしていく、そういうのを周りにいる人とコミュニケーションを取りながら作り上げていく。みなさんに実感していただいて、これから先の仕事に生かしてもらえればと思っています」

■野外オフィスのメリットを通常のオフィスにも

野外オフィスのメリットを通常のオフィス空間に取り入れようという取り組みもあります。2017年3月、横浜DeNAベイスターズが新しく作ったオフィスです。建物の中なのに、リラックスしたムード、野外のような雰囲気があります。

空間のプロデュースをしたのは、アウトドア用品メーカーとIT企業が、去年共同で立ち上げた新しい会社です。これまで都心での野外オフィス体験を100社以上に実施してきました。そのエッセンスを建物の中でも生かせるといいます。

「たき火みたいになっていますよ!火はついていないけど」

岡部さん
「こういうオフィス環境でもこういうもの(たき火セット)を置くだけで、少しリラックスできたり。ちょっと姿勢や目線を変えると同じ仕事をしていても気持ちのモチベーションが変わってくるので」

簡単にたたんでどこでも移動できるイスや、テントの会議室もあります。

「屋根があると、秘密基地感が出ますね。靴を脱ぐと別の場所に来た感じです」
岡部さん
「意見が出しやすかったりするんです。遊び心が入るというか」

このオフィスで、今までにない新しい野球用品や応援グッズの開発プロジェクトを始めました。

石野さん
「こんなにアイデアが出るのかって思うほど、ぼこぼこアイデアが出たので、ここの通常のオフィスと違うギア(道具)が有効だったのかなと思います」

ここから生まれたのが、誰もが剛速球を投げられるマシン。ファン同士が近づくと光って反応し、街中を青く染める応援グッズなど。まだ試作段階ですが、今後実用に向けて検討していく予定です。野外スタイルのオフィスは、私たちの可能性を広げてくれるかもしれません。

岡部さん
「ちょっと試してみるところから始めていただけると、少し社員の感じが変わってくるのが体感いただけると、もっともっととなってくると思うので。日本人の働き方とか日本人の暮らし方とか、そういうところに影響力を与えられるようになれればおもしろいと思います」

■環境の変化が職場の人間関係にも好影響を

(武内陶子アナウンサー)
私も、キャンプに行けなかった子どもにせがまれて、家の中にテントを張るっていうのをやったんですが、これが楽しくて!屋根があることで個室感があって、すごくよく眠れました。だから、会議がはかどるというのも体感したら分かるような気がします。

(松尾衣里子リポーター)
そうなんです。空間がちょっと変わるだけで気持ちが変わって、親密度も増したり、上司・部下の関係性が少し変わったりして、意見が出しやすくなって会議が活発化するという効果があると、皆さん実感していました。また、オフィスの中で使われていた家具はアウトドア用品なので、たたんで持ち運びも便利なものが多く、レイアウト変更が簡単というのもオフィスにとってはメリットということなんです。

(武内アナウンサー)
キャンプ場で仕事をするというのも、おもしろいですよね。参加した皆さんがうれしそうで、口をそろえて「仕事がはかどった」「アイデアが出た」とおっしゃっていましたね。

(松尾リポーター)
あの体験から、次は自分たちでもやってみようという方々も続々と出てきています。また、さすがにキャンプ場までは行けないという方には、こんなアプリもあります。「たき火アプリ」です。先ほどのキャンプのイベントに参加した会社が開発しました。たき火の音と映像を出すというもので、薪が減ってくると薪をくべるという作業があります。このアプリでちょっとだけアウトドアの気分を味わえます。机に置いたら気分転換になるかもしれませんね。

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