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アプリで支援 発達障害

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仕事と子育て
子育て
ひるまえほっと
埼玉
2018年1月11日

(與芝由三栄アナウンサー)
近年子どもの発達について気がかりなことがあるという方が多くなっています。この悩む親たちを支援しようという取り組みが始まっています。

開発が進められているのは、子どものコミュニケーション能力を高める方法をわかりやすくまとめたアプリです。どんなアプリなのか取材しました。

■発達障害の子を持つ母親、アプリの体験モニターに

3歳の息子を育てている母親です。子どもの成長に不安を覚えたのは、息子が1歳のときでした。話しかけても目を合わせてくれない。医師からは発達障害の疑いがあると診断されました。

「本当につらくて夜眠れないくらいつらかったことは覚えていたので。この子に合ったやり方があるのであれば、一刻も早くそれを知って実施してあげたい」

そこで2017年、開発中のアプリの体験モニターに応募しました。慶応大学の研究チームが手がける「発達支援アプリ」です。

日常生活に生かせる子育てのヒントと実践動画があります。このアプリは、「見る力」や「聞く力」などコミュニケーション能力を伸ばす方法をそれぞれ動画で紹介しています。

どんなことをどこまでできるのか、チェックシートで選択すれば、子どもの成長度合いをグラフで確認できます。

■ネットを通じて専門家に相談できる機能も

さらに、ネットを通じて専門家に相談できる機能も付ける予定です。

アプリを開発している慶応大学の松﨑敦子さんです。子どもの発達心理学を研究しています。発達障害を心配する親が増える中、無料のアプリなら、多くの人が手軽に利用できると考えたのです。

松﨑敦子特任助教(慶応大学 先導研究センター)
「(発達障害の)専門機関にかかるまでに6か月以上待たなくてはならないことが多いという現状がありますので、発達が気になったらすぐに始められる支援ツールを開発したいと思ったのがきっかけです」

■大切なのは、子どもをきちんと褒めること

発達障害の子を持つ母親が松﨑さんから受けたアドバイスは、子どもを“きちんと褒めること”でした。

※アプリの動画に言葉をのせています。

アプリで紹介している動画では…
「こねこね」「こねこね」「やっとできた」「やっとできた」

言葉をなぞることも、褒めること。子どもの意思を尊重し、認めてあげるのです。

「あけて」「あけて」

母親は、息子の現状をしっかり受け止め、成長をゆっくり見守りたいと思えるようになったといいます。

「子どもがやったことを真似することも『褒める』ことだという気づきがありました。(子どもの)苦手な部分に目がいきがちなんですけど、いいところを伸ばそうと思うことで、子どものいいところに注目することができる。ふだんの生活に反映させるだけで生活のすべてが療育になるところのが、このアプリのすばらしいところだと思いました」

■子どもの医療に関わる医師たちからも注目

このアプリはいま、子どもの医療に関わる医師たちからも注目されています。この日は埼玉県内にある病院で、アプリの講習会が開かれました。発達障害の専門医が少ない中、家庭でもできる取り組みとして期待されています。

西里美菜保さん(臨床心理士)
「何を目的とした働きかけなのか、すごく分かりやすい」

作田亮一さん(小児神経専門医)
「(子どもの)発達に特に悩みのあるお母さんたちをアシストする。これなら使えるという印象を持ちました」

松﨑さんは、体験モニターから様々な意見を寄せてもらい、アプリの内容をさらに充実させようとしています。

松﨑特任助教
「困っている親が、いま家庭でできる支援方法を知って、それでお子さんとの関わりが少しでも良くなって、毎日の生活が楽しく子育てができることが目標ですので、保護者が使いやすい形がひとつの方法だけではなくて、いろんな方法で提供できればいいと思います」 

この開発中のアプリを体験した100組あまりのモニターを調査したところ、子どもの発達に役立つだけでなく、子育てにストレスを感じることをも減ったという結果が出たそうです。このアプリはまだ開発中で公開されていません。慶応大学の開発チームでは、2019年中に、一般の人たちがこのアプリを無料で入手できるようにしたいと話しています。

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